ついにフルバケ購入. 何かに特化したら,何かを失う.
何かに特化したら,何かを失う.
車のシートをフルバケに交換しました.前回同様,ASMにてRECAROのRS-G ASM Limitedを購入.
正直フルバケにするつもりは無かったのですが,ASMの店員さんに色々相談し,かつ同社のデモカーにRS-Gがついていたのを試乗させてもらい,,,決断しました.
CR-Zの純正シートの出来は,純正にしては悪くないのですが,それでもホールド性はいまいちな上,やはり腰痛持ち&彎曲が少ない腰椎を持っているMNBには長時間座るのはしんどい.
で,SR-7あたりのセミバケを考えて相談しにいった...というワケです.
で,早速渋滞を経験しつつ,感じたことは.
長所:
とにかく動かない.がっちり支えられているホールド感.
また,大腿後面,臀部,腰部,背部の全体に圧力が分散されるため,疲労度が極めて少ない.
2時間半座りっぱなしでも一切問題なし.
同じくRECAROのセミバケSR-11を使っていた経験からしても,これにはビックリ.
店員が言う「基本はフルバケですよ」に嘘偽りは無し.
短所:
何十倍のホールド性,何十分の一の疲労感..を得た代償として,何十倍の乗りにくさ(笑
指定の乗り方,降り方を実践しなければ,乗り降りが困難,,ではなく乗れない,降りれないという状況.
何も知らずに乗ろうとすると,確実にどこかをぶつけるか痛める.
まあ,この車は完全にパーソナルユース用で購入したので文句はありません.
運転できる人が限られた(デブは座ることすらできない)ということもあるが,自分自身が運転する分には最高.
あ〜 車いじりは楽しいなぁ.
で,感じたのは冒頭にも書いたが,何かに特化すれば何かを失うということ.
言い換えれば,どこで妥協し,折り合いを付けるのかということ.
広く車を売るためには,だれにでも対応できる状態に留める必要がある.
今や世界のトップを走るトヨタのポリシーは「80点主義」と表現されることもある.
全てを60〜80点レベルにまとめることができれば,大きな問題のない,いわゆる無難な車.
しかし,何かで100点をとろうとすれば,何かが40点になる,,,というよりは20点くらいまで落ち込んでしまう.
だから80点程度に留めておくのが一番良いというワケ.
企業ですから,売れることが第一.需要と供給のバランスを考えると当然だ.
こうして世の中にでた車であるが,アフターパーツメーカーに頼ることで,好みの部分を80点から100点に引き上げることが可能.
当然,反対の部分は20点に落ち込む可能性はあるが,それを受け入れる覚悟があるなら,100点の美味しさを十分に味わうことができるというわけ.
MNBは車を購入したら,かならずシートをいじってしまう.
家で寝るベッドもそう.仕事で使う椅子もそう.
とにかく自分に一番長く接する部分には気をつかう.納得できるものしか使いたくない.
フルバケの良さを知りたければ,ぜひMNBの車に座ってみてください.
と,車の話だけで終わるわけにゃあ,遺憾ですよ.あ,いかんですよ.
トレードオフの関係になってはいけないのが混成競技.まあ,他の種目でも同様だが.
足が速くなったけど,投擲が下手になった.
投擲は強くなったけど,跳べなくなった.
こうしたことを防ぐには,,,,やっぱり基礎的な体力,運動能力を上げるしかない.
ベースを徹底的に高めるしかない.
小細工にはしらない.
なんでも出来るように時間をかけてこつこつと磨き上げていく.
MNBの将来の夢にポルシェを買うというものがあるが,ポルシェこそこうした「磨き上げ」の最たるものだからだ.
スポーツカーとして求められる性能,それもサーキットだけではなく日常で使えるスポーツカーとして.
その性能を操業以来,ずーっっと磨き上げ,世界最高のスポーツカーとして911は君臨する.
選手も皆,ポルシェのように身体と技術を磨き上げ,トレードオフの関係を打破してほしい.
って,結局車か.