Enthusiast

Enthusiast(エンスージアスト)という言葉を知ってますか?

語源のenthousiasmos(ギリシア語ね)は「霊にとりつかれること」とあるよう.
つまり,エンスージアストとは霊に取り憑かれた人 とでもとれるか.

いや,夏だからといってそんな怖い話をしようというわけではない.

現代の英語では,Enthusiastとは「熱狂的に楽しむひと,とりくむひと」という肯定的な意味として表現されている.
特に,趣味性の強い分野では熱狂的ユーザー,極論すればマニア,オタクという言葉で代替えされている言葉である.

最近では,車分野に関してエンスーという言葉が使われることが多いようである.

特に旧車と呼ばれるようなものをリペア,もしくはモディファイして維持している人たちを呼ぶ.

ただ,旧ければなんでも良いというわけではないものの,現代日本白物家電的大衆車に比べれば,1950〜70年代,まだ車が貴重品に近く,所有者個人,そして制作者の趣味性を強く反映されていた時代の車である(ちなみに,70年以降の車はネオヒストリックカーと呼ぶそうだ).
おそらく,今の車,特に日本車に比べれば,その味たるや非常に濃いものなんだろう.

万能ではないものの,ある点については非常に飛び抜けた魅力を持っている.もちろん,その車が完成するまでの歴史も含めて.
これに対して,日本車は実用本意.とにかく壊れないこと.
そう言う意味では日本車も素晴らしいが,エンスーと呼ばれる人たちの多くは,どうも日本の旧車には興味がないようで,もっぱらイギリス,フランス,イタリアを中心に,たまにドイツという感じである.

けれども,エンスーと呼ばれる人たちは本当に幸せそうに生活をしている.
もちろん,裕福な人はそれほど居ないだろうし,想像以上にお金やら手間やらがかかる世界である.
しかし,自分の好きな何かに没頭している姿をみると,一度しかない人生を,本当に自分のために全うしている姿をみると,ヒトとして本当に微笑ましくなるのも事実.

まあ,MNBは陸上競技エンスーみたいなもんか.
うーん....そこまでの領域にはまだ達していないか?
まあ趣味ではないからなぁ.


趣味かぁ.


まあ,MNBの趣味は車と音楽鑑賞でしょう.

エンスーにはほど遠いが,自分の生活を脅かさない程度に,家族を大事にできる程度に,まわりに申し訳が立つ程度に楽しんでおります.
ちなみに今日と明日は妻と娘がMNBの実家に帰宅中.
いや,MNBも一緒に帰りたかったのだが,研究雑誌の編集会議と支部総会のため一人のこっております.あ,ねこ2匹も一緒か.
久しぶりの独身貴族.
今は自慢のスピーカーで心ゆくまで音楽を楽しんでいます.


これぞ人生のエンスー