アジリティとは

最近,特に勉強させてもらっている,ストレングス&コンディショニングコーチの河森直紀氏のブログ.

http://kawamorinaoki.jp/?p=175794111


アジリティについて大変興味深い.というかかねてからMNBが授業で説明していた内容と同義のことが書かれていた.

ちょっと興奮した.イキオイでブログを書く.




本学における体力トレーニング論というオムニバス授業で,MNBはアジリティの能力について実技を行っている.

そこでは「優れたアジリティを発揮するために大切なこと」と「アジリティを生かすための前提条件」というテーマで授業を進めている.



まず「優れたアジリティを発揮するために大切なこと」は

1.適度な摩擦係数(それぞれの競技種目に求められる最適値があると考えている)
2.それなりのパワー(当然)
3.身体の使い方(先取り動作など)
4.方向転換動作について習熟していること

の4つを挙げる.



そして,これらを満たし,優れたアジリティ能力を有してたとしても,その使い方が間違ってしまっては,プレーヤーとして優れていないとしている.
そこで重要なのが「アジリティを生かすための前提条件」つまり,認知と判断である.



ものすごく素早いターンができたとしても,その方向が間違っては意味がない.
つまり,優れたアジリティは,優れた判断能力の上に成立するものである.




そして,この判断能力を発揮するために必要なのが認知する能力である.

一般的に,アジリティが求められるのは球技などのように相手(というか対象)が存在するスポーツであり,その相手(対象)の状況変化に応じて,発揮する能力でもある.

よって,まず相手(対象)を認知,認識できなければ,判断すらできない.

どんなタックルでも避けられる能力があったとしても,タックルを認識できていなければ回避行動はとれない.ということ.



一流サッカー選手のなかには,視覚でとらえた立体的な映像から,俯瞰映像を構築することができるという.

これも認知能力の一種と考える.




優れたアジリティは優れた判断能力,そしてそれを支える認知能力があってはじめて役に立つ.






と,授業ではいっていたが,,,河森氏のブログからすれば,MNBが説明していたアジリティは「方向転換能力」であり,認知と判断を含めて「アジリティ」ということになる.

来年の授業からは言い換えよう.



用語の定義は大切だ.