ラジオとの出会い
MNBの自宅は,勤務先から車で45分くらいかかる所にある.
日々の通勤において,つまり仕事前の45分と仕事後の45分という時間をどのように使うか,過ごすか選択できるというわけだ.
ただ運転するだけで「ぼー」っとして体調を整えたりするときもある.
好きな音楽を聴き,精神面の安定やモチベーションを喚起することもある.
借りてきたDVDを流しっぱなしにして楽しむ時もあれば,Podcastやオーディオブックを利用して勉強(?)するときもある.
そして,この35の夏にもなって頻度が急激に高くなったのがラジオ(FM)だ.なにをいまさらだ.
MNBは「自分でコントロールできない状態」というのは,あまり好きではない.
例えばテレビドラマ.何が起きるか,次にどうなるか分からないワクワク,ドキドキがあるかもしれないけど,それは日々の仕事でも同じなので,休養時やゆっくりしたいときにはあまり見たくない.映画もそうだ.
そしてこれはラジオも同じだった.自分が聴きたいタイミングで音楽が流れるわけでもないし,自分が知りたい情報がでてくる訳でもない.
けれども,以前NHKの仕事でラジオに出演した時,「ああ,音だけのメディアって面白いな」と感じ,それ以来ラジオを聴くようになった.
確かにMNBに合わせてコトが進むわけではないが,パーソナリティそのものの「あたたかみ」というか,生の声,考えがリアルタイムで聴けるというのは大変に面白いものであり,さらに音だけのメディアであるため,自分自身がその音や声を聴いて色々と想像できるという魅力があることに気づいた.
つまり,音だけはMNBの思い通りにならないが,逆に言えばそれ以外の妄想(?)できる部分はMNBの思いのままということであり,結構自分自身の思考が関与できる幅があるのだなと気づいたわけだ.
また,高度な情報機器が氾濫するなかで,ようやく出てきたインタラクティブという関係も,ラジオでは投稿という形で昔っから双方向性が構築できている部分も面白いと思った.
そして何よりも,これも出演して気づいたことなのだけど,テレビ番組などと違って「あらかじめ作られた感」が希薄に感じること.これも魅力ではないだろうか.
パーソナリティの個性によって内容が何処にいくかわからない.時にはイライラさせられることもあるが,番組構成においてライブ感を強く感じることができるという点では,テレビとは比較にならない.
と,なぜラジオを聴くようになったのか自己分析を簡単にしてみた.
ヘビーリスナーの皆さん,どう思いますか?