こういう練習をしなくちゃ!

昨日の練習.400mブロックの加速走30mと50m

疲れているのはわかる.

動きが思いのも見てわかる.




けれども,ルーティーンワークになってないか?

ただ,なんとなく,それなりに「気合いをいれて」走っているだけになってないか?




君らはもっと速く走れるだろう?




50mを走った後,全員集合.

「今の走り,今の状態で満足できている者,手を挙げて」

手を挙げたのは二人だけ.


「ということは,それ以外の全員は満足いっていないってことだよな? じゃあ,なぜ悔しくない? 悔しがらない.なぜ,ゴールした後,ヘラヘラとスタート地点にしゃべりながら戻ってくるんだ? 君たちは試合の時もそうなのか?」


「今,この瞬間に全力を出さずに,いつ出すんだ? 練習というのはそういうことだろう? 足が遅くなる,集中力が無くなる,全力を出さなくなる練習をしてどうする!」


「では,君たちに1回チャンスをあげよう.今から15分後,30mの加速走を1本だけ実施する.さっきのタイムを必ず上回ろう.できる.絶対にできる.そのために必要なことを15分に凝縮し,再度チャレンジしよう!」




・・・15分後,走り終えた選手はほぼ全員が先ほどの記録を塗り替えた.

これまでの自己記録を塗り替えたものもいた.



15分前と,今と,変わったものはなにか?

心だ.心の構えだ.

全力を出そうとする心.

エネルギーを振り絞ろうとする心.

自分のスキルを発揮しようとする心.



心のあり方,心の構え方,気持ちの問題なんだよ.それが「自分自身で作る壁」なんだよ.


そんなものに負けるな.打ち勝て.




走り終えた選手は,みなすがすがしい顔.

陸上って楽しい〜と心から思えただろう?

さっきまでの自分を上回るって楽しいだろう?



こういう練習をしなくちゃ!