Internationaler Intensivkurs Leipzig, 24.02.-04.03.2017

ライプツィヒ大学@ドイツにおけるトレーニング科学集中講座.東独で派生したコオーディネーションをテーマとした50時間以上の講義で,Dr. Joachim Minou教授,Dr. Christian Hartmann教授の両名を中心に,その歴史から生理学,運動学,トレーニング学はもちろん,個体発生論,さらに側性から認知行動学に至るまで多岐にわたる充実した内容(講義内容を鑑みれば,50時間というのはあまりにも少ない.本来ならば数年かけて習得すべき内容).


一つ一つの内容については特に目新しいものは無くとも,驚嘆すべきはそれらをひとつの学問のように体系づけていること.いわゆる「ライプツィヒ学派」と表現される理由がわかる気がした.


レーニング現場において,指導について考えた結果,「やらせる」ではなく「勝手に出来てしまうようにさせる」ことが一番重要と捉え,そのために野生化トレーニングだの,コーディネーション(注,コオーディネーションではない)だの,フィジカルリテラシーレーニングだのを提唱してきた.こうした取り組み自体,大枠として間違いがないと確信させてくれたこと,理論的根拠を加えてくれたことに大きく感謝をしたい.


重要なのは,ここで学んだことを即座に何かに利用するというのではなく,一度しっかりと腑に落としこみ,自分の中に何かが生まれてくるのを待つということか.


レーニングポリシーが大きく変わることは無いが,熟成され,深みが増すことに期待したい.




・ ・・久しぶりの学生生活.楽しいです.