2015年度卒業論文発表会
先日,2015年度「陸上競技指導法ゼミ」における卒論発表会が終了.
17名のメンバーが,およそ半年かけて取り組んで来た内容を発表.いずれも熱がこもっており,興味深いものであった.
この陸上競技指導法ゼミ,いわゆる眞鍋ゼミは,眞鍋自身が陸上部の監督であるため,そのメンバーは陸上部の主力で構成されることが多くなる.
今年も例にもれず,札場主将,若菜主務,そして増野をはじめとしたエース級の選手達がそろった豪華なメンバー.
指導する側にも自然と力が入る.
また,一部の学生は企業とタイアップした研究にとりくむなど,その質も年々向上.それぞれが興味をもった内容に取り組んでいるので,努力のしがいがあり,発表会に参加した後輩達も熱心にきいていたかと.
大学を卒業した学士に求められる,というより我々教員が身につけさせなければならないものとして,8つの学士力がある.
それは則ち聞く力・情報収集力・データ分析力・読む力・課題発見力・情報整理力・書く力・プレゼンテーション力の8つであり,これにメタ認知・クリティカルシンキング・心の理論を加えたものを,養うことが陸上競技指導法ゼミが持つ役割である(山田と林,大学生のためのリサーチリテラシー入門).
これら広範な能力を十分に身につけたとは言いがたい部分は多分にあるものの,身につけなければならないという気持ちを持つことが重要であり,そのために取り組んだ作業,技術,行動こそが,社会にでてから役に立つと確信している.
我がゼミ生,本当にお疲れ様.
厳しくあたってきたのは,愛情だと理解して欲しい.
これからも頑張れ!