アスリートとしてのエクセレンス
いやね,一昨日のブログが好評だったから,調子にのって今日も書くわけじゃないっすよ.
ただいま,演習2という授業が終わったところ,いわゆるゼミですね.
ちょっと今年の演習は例年とスタイルが異なり,複数の教員で担当することになっています.
ちなみに後期は野球部助監督の先生と一緒に担当.
自然と受講者は陸上部と野球部だけになります.
そこで一案.
体育大に所属するアスリートたるもの,自分がやっている専門種目をしっかりと他者にも指導できなければいけない!
と,いうことで諸々の準備をし,,,,
「陸上部は野球部の仲間に対して,陸上競技を指導する」
「野球部は陸上部の仲間に対して,野球の指導をする」
というテーマで授業を実施してみました.
先週は陸上,今週は野球です.
もちろん,野球といってもザックリすぎるので,さらに自身が専門とする分野として
バッティング班,ピッチング班,キャッチャー班
の3種類に分かれ,バッティングは打ち分け方,ピッチングは変化球の投げ方,キャッチャーは文字通りキャッチャーとしての受け方を専門的に指導するというもの.
場所は,武大が誇る室内野球練習場.
いやいや,普段は「うーん.もう少ししっかり勉強したほうが」などの評価を下されている学生達が,自分のフィールドになると本当にイキイキとしている.目が輝いている.
そして,普段は見ることができないアスリートとしてのエクセレンスを見せてくれる.
これは本当に良い機会でした.
あまり聞いたことないでしょ?
時速130kmを越えるボールがミットにスパーン!! と収まる音.それをバットの芯で打ち返したときのカーン!という音.
あまり経験したことないでしょ?
時速120kmで曲がるスライダーをキャッチャーミット越しにキャッチすること.バットの芯で打てなかったときの手のしびれ.
普段あまり会話もしない,気にとめなかった他の部活動の仲間が,それらを華麗に捌く姿.
ただ,それだけでお互いをリスペクトする気持ちがわいてくるものです.
今日はゼミを通してスポーツの醍醐味を体感させてもらいました.
野球部のみんな,ありがとう!