非効率からのプレゼント

大学時代の先輩がフェイスブックにて「努力」をテーマにしたブログを書かれていた.
コチラ

それにインスパイアされて,,,,今日のブログ.


MNBが大学生の頃,まさにインターネットが普及し始めたころだった.

とはいっても,どこもHPなどがちゃんとできているわけでもなく,SNSはもちろん,ブログなんておしゃれな言葉はなく,自分の日記をインターネットで公開するのも気恥ずかしいものだった.


そんなころ,たとえば論文を書こうとしていて,何か調べる必要があった時,もちろんインターネットで調べても良いのだけど,まだまだ情報には不純物が混じっていたり,真偽定かではないことも多かった(今でもそうか)ため,何かと図書館や行きつけの本屋,もしくは知識の多い先輩や,場合によっては専門家である先生のもとへ足しげく通っていたものだった.

そして,他人を訪ねて教えてもらう際,馬最低限の知識は身につけないと失礼であるため,やっぱり勉強する....

いちいち何かあるたびに往復するのは面倒だったから,解らないことなどはいくつも貯めて,一気に解決する喜びも知った.


図書館に行ってまずは解らないことを頑張って,色々な雑誌を読んだりして調べるのだけど,気づいたら,また新たに解らないことが見つかったり,本論とは関係がないけど,何かで役に立ちそうな知見や,教養といった「プレゼント」をたくさん受け取っていたと思う.

もちろん,大学院性室から図書館まで歩いて行く過程での出会いもあった.

そうした足を使った努力は非効率かもしれないけど,効率を重視していては得られない武器を手にできた.だから今もネットだけではなく,本屋や図書館で情報収集する.

いろいろな人にも会いにいくし,その場で感じないと解らないことがあることも知っている.



なんか,最近のスポ根漫画やドラマ(?)などをみると,主人公は実は陰の実力者であったり,すでにとんでもない武器や能力を持っていたりと,最初から「役付き」であることが多いような気がする.

何にもできなくて,適正もなくて,残されたのはひたむきに努力することだけであって,でも,それに疑問も抱くことなく,とにかく頑張ってみる.その途中で何かに気づき,ジャンプアップしていく成長感.

あ,でもそれが人生だから,そんな漫画はかえってヒットしないのか.



大学時代の恩師.社長と言えば解る人には解る(笑

「はじめは誰でも素人」と書かれた空き箱が懐かしい.