サイエンス&アート

「知」とは自然の因果的な関係の把握に基づいて獲得された知もしくは知識,あるいはこの種の値もしくは知恵を獲得する能力とされる.(村上:1981)


哲学者アリストテレスは,永遠不変の存在について成立する科学的知識を「エピスメーテー」とし,職人の技術における知を「テオレイン」とした.

これは,何であるかを知ることと,その一方でいかにするかを知るという解釈に繋がる.

誤解を恐れずにいうなれば,「知」とは,いわゆるサイエンスの領域である「体系化された知識」と,アートの領域である「あることを成し遂げるための能力」の二つに大きく分類される.



そして,我々体育人が目指すものは科学と実践の融合であり,知識としてのサイエンスを身につけ,技として表現するアートを磨くということに他ならない.



さあ,後期が始まった.サイエンスとアートの融合を目指し,今日も頑張ろう.