インターハイ地区予選終了

インターハイ地区予選も今日の南北関東大会で最終日.

山梨への熱戦.本当にアツイ戦いを見てきました.

南九州地区,四国地区,北海道地区,近畿地区,そして南北関東地区でお世話になった皆様,ありがとうございます.


世界選手権や日本選手権,インカレなどの大学生以上が競う大会のほとんどは,いわゆる「標準記録制度」.つまりどの試合でも良いから,その標準記録を上回っておけば,その大会に出場できるというもの.

公認記録を出す機会の多さを考えれば,1,2試合失敗したとしても大きな痛手にはならない.

もちろん,最終選考会などの厳しい戦いもあるが,全ての試合で失敗が許されないというわけではない.



けれども,高校生の夏の祭典,インターハイは異なる.

インターハイ本戦へと勝ち上がれるのは,各地区からわずか6名.

決勝進出,入賞とされる8名から,さらに2名が蹴落とされる厳しい戦い.

そして混成競技に至っては上位3名のみが本戦決定,そして各地区の残る4〜6位の選手達で上位記録5名だけが本戦への出場権利を得る.

多くの選手達は「県内の地区予選」「県大会」「地区大会」を勝ち上がらなければならない.

それぞれのランクで自分のステージをあげるための戦いが繰り広げられるため,気が抜けない.

だからこそ,その戦いは輝く.



残念ながら,多くの選手達は敗退し,山梨に行くことなく早い夏を終える.



すがすがしく「悔いは無い」といえる選手は少ないと思う.

もちろん,私もそうだった.

そして,大学という次のステージで「悔しさを晴らしたい」と思った.「自分はこんなものではない」と思った.

そしてそれは間違っていなかった.



地区予選で散った高校生諸君.

いま,あきらめてはいけない.

君たちにはまだまだ可能性がある.将来がある.

陸上競技に燃やした情熱を絶やすことなく,ぜひ次のステージで勝負してほしい.

君たちにはさらなる輝きが待っている.