syumi
新しい趣味を始めたとき,ふと気づいた「効用」がある.
それは全くの完全な初心者だから「できなくて良い」というものだった.
周囲の期待に応える必要がない.
気を張って常に前向きである必要もない.
あえて知らないフリをする必要もなく,指導を受ける場合も常に新鮮な気持ちでいられる.
趣味にすることの内容そのものや,おもしろさよりも,こうした精神面での効用が,かえって心を豊かにしてくれるものだと感じた.
陸上競技にすこしでも関係のあるものだと,「それなりに出来なければ」という精神が働き,知らず知らずのうちにプレッシャーとなる.
だから,陸上競技とは一切関係がない,むしろ陸上競技が強いと,その趣味ではかえってよくない面もある.そんな種目だからこそ,陸上競技を専門とするMNBにとって趣味たり得たのだろうなと,一人で納得している.