燃料は失った睡眠時間
眞鍋の母校(大学ね),そのポスターに「燃料は失った睡眠時間」というフレーズがあった.
うーん.....
睡眠時間を削りたくなるほど没頭できるものがあるのは素晴らしいと捉えるか.
それとも,睡眠時間を削らざるを得ない状況に追い込まれていると捉えるか(笑
少なくとも,MNBは,後者では良い仕事はできないのではないかと思う.
テストやレポートなどの短期決戦ならば良し.1日寝なくても何とかなる.
でも,短期決戦で仕上げることができる仕事に,良い仕事はというのは存在するのだろうか.
天才的に上手くいっても,それを続けることは大変である.
以前,修士論文について書いたことがあるが,直前だけ,つまり締め切りに間に合わせるためだけに寝ずに頑張った修士論文というものに良くできたものはない.短期間で爆発的にエネルギーを費やすということは,それだけ無駄もアラも大きなものになる.大変にリスキーだ.産みの苦しみというものはそんな楽なものではない.
このフレーズの「失った」という言葉は,後者を想起させる.
だから「うーん」と感じた.
「失った」というよりも「つぎ込んだ」的なニュアンスのほうが自発的なイメージで良いのではないかな.と勝手に想像してみる.
継続的に良い仕事,良い作業をするには,その資本として体力が,健康が絶対不可欠である.
これはもちろんスポーツに限ったことではない.
睡眠時間不足を自慢するものほど滑稽なものはない.
それは,長期的視野に立てば「スケジュール管理能力不足」を自慢しているようなものだ.
燃料は昨日まであった暇な時間
これだと「今日からやるべきことがハッキリした!」的な感じで良くないか?
なんてな.