「いつも」や「普段」が100%かどうか.

いつも何気なく歩いているとする.

その横幅.もちろん踏み外しても何も問題ない地面.


そして,いつもの横幅と同じ平均台があったとする.

その上を何気なく歩くことは...出来ない.



その平均台が,高さ5mの地点にあると,もはや踏み出すことができなくなる.

当然,それは「失敗したらえらいことになる」という恐怖が邪魔をする.

結果,普段通りの筋活動,動きができなくなり,やっぱり失敗する.



そこまで大げさではないにしても,どうすればこうした「修羅場」で,100%の力を発揮できるのか.




よく,いつも通り,普段の自分どおりというが,まずは,その「いつも」や「普段」が100%である必要があると思う.

「いつも」が100%でない限り,やっぱり勝負の場で発揮できるのは,100%に満たない「いつも」になる.

逆説的かもしれないけど,勝負の場で「いつも」の自分を発揮し,それが100%のデキになるには,普段から100%の気持ちで行動するのが前提であるような気がする.



上にあげた平均台上を歩く例でいうと,日常,自分がなにげなく歩いているときに,「いったいどこに,どのようなタイミングで力を入れて,どうやって動かしているのだろう?」と感じ,それを意識下でコントロールできるようにすること.

それが100%で歩くということで,それこそが勝負の場における「いつも通りが100%」に繋がる.

やっぱり一所懸命が大切だ.