好き→熱中出来る→我慢もできる→逆境にも耐えられる

授業準備の関係上,起業をテーマに様々な方にお話を伺っている.

最終的には,教え子達,つまり体育スポーツに関係している話にしなければと意気込んでいったものの,何でことはない,やっぱりどの世界も一緒なのねと妙に納得.


昨日は株式会社アルプロンの坂本社長にお話を伺ってきました.

まだ詳しくは書けないけど,結局まずは「やる気」だということ.

やる気がある人間であれば,絶対にどこか光る部分がある.輝く部分がある.

それは誰かが必ず見ていてくれる.まずはそこじゃぁないですか? と語ってくれた.

何はかくそう,当のご本人もたたき上げだ.

詳しくは書けないが,最初に務めたコンサルティング会社に入社できたのも,そうしたエピソードがあったと教えてくれた.



「好きなことをやれ」というのは,「好きなことでなければ熱中できない,とことんやれない.とことんやれないから,上手くいかない,前に進めない」ってことだと思うんですよね.

だからまず,好きなこと,好きかな〜と思えることに全力でチャレンジしてみましょうよ.とも語ってくれた.



そして,この坂本社長,実は今のプロテインサプリメント事業を展開する前,実はトータルワークアウトで働く石垣剛(陸上部OB,元主将)にトレーニングジムで指導を受けていたのである.せっかく身体を鍛えたのだから,速く走ってみたい! ということで,武大のグラウンドで100mのタイムを計測.その時は12秒8台だった.

そこで,当時の主将である増田一真が,1年もあれば絶対に11秒台までいけますよ! おれが指導しますから,頑張ってみましょうよ! と,増田らしい無責任な自信に後押しされて,トレーニングの目標を「100m11秒台で走る!」に決定.

紆余曲折を経て,様々な手法と努力を重ね,ついに100mを11秒82で走りきる.

その時の経験も,今の事業展開に活かされているという.



「ギリギリなんじゃないかな? という目標を設定し,その目標を達成するために必要なことを列記する.当然,それら全てをクリアすれば目標は達成できるハズだという値.そして,その課題を一つ一つクリアし,チェックをつけていく.結果,僕は11秒台を達成できた.その自信と,目標設定,課題設定能力が今の僕を支えている」とおっしゃってくれた.



これは常日頃から,体育人である学生に伝えていることだ.

君たちアスリートは大きな目標を達成できる能力を有している.目標達成の為の,自らのノウハウも身体に刻まれている.

その能力があれば,社会の大海原も怖くない.



昨日の選手権で4年生は引退.

そして,それは次なる目標へのスタートでもある.

自らの心身に刻み込まれた目標達成能力を活かし,次なる成功へむけて走り出してほしい.






さあ,起業だ! って違うか(笑