2013年 武大選手権終了

2013年の武大選手権が終了.

今年の最優秀選手は小松崎(やり投げ,3年).

昨年,自己ベストを連発している最中でのアキレス腱断裂.

実は,MNBと恩師が同じです.

そう茨城県土浦湖北高等学校.山崎祐司先生の教え子です.

恩師がおくってくださった選手が自己記録を更新し,嬉しいなぁと思っていた最中でのアキレス腱断裂.

まいりましたね.かなり.

しかも,その前に膝を手術もしており,そこから復調しての怪我だったので,本当にへこみました.

汗をかきながら一生懸命リハビリをしている彼を「やり投げ選手」として忘れていた人も少なく無いかと.

順調にリハビリを終えて,なんとか頑張れ始めたころ,後輩が記録を伸ばしてぶち抜かれる.

2週間前には「先生,全然ダメです.見てください.教えてください.」と.

もとから懸念していた投げの癖,競技に向かう姿勢などについて話をし,改善策を提案.なんとかいけそうだねという状態で迎えた選手権でやってくれました.

5m以上自己記録を更新する67m80.一発で全カレB標準も突破し,学生最高峰の戦いに名乗りを挙げることができました.

ようやく恩師に顔向けができます.おめでとう!



次なる優秀賞は近田茜(3年,女子ハンマー投げ).2度目の50m越えで,見事武大記録を更新.

高校時代は砲丸投げを専門とし,大学からハンマーをスタート.競技にたいして真摯に取り組む姿勢は監督としても大好きな選手の一人です.

持ち記録が高い,低いではなく,競技に対して一生懸命取り組む姿勢は,本当に素晴らしい.

今日も全体集合後に,遠藤コーチと練習をしていました.

茜! まだまだ伸びるぞ! 頑張れ!



そして監督賞は,1年生ながら関東インカレのA標準を突破した武本泰漢(1年,混成),と同じく城野有希(1年,混成).

両名とも,HP上の自己紹介にある「目標.6500点」を見事に突破.

実は,城野は昨年のインターハイ覇者.その一方,武本はインターハイには出場できなかった選手.

その武本が城野を1点差で抑えての勝利.

まあ,武大らしいというか,なんというか.

武本は「自分でも信じられない」といっていたものの,MNBからすれば,高校時代に彼をみたときに「絶対に強くなる!」と確信していたので,この成績にも納得.

悔しがっていた城野の次なる成長の起爆剤にもなるだろう.まだまだ先を見据えてくれる.まだまだ十種を始めて半年.兄ゆうきとともに頑張ろう.

もちろん,他の選手達も自己記録を連発.

良いチームになった.




さて,選手権後は新旧幹部交代式.

強かった4年生.

主将伊郷明敏.陸上部に入部するかどうか迷っていた時期が懐かしいな.サッカーしか考えていなかった君が全カレの決勝にのこった時には,本当に鳥肌がたった.そして,素晴らしい人間性でチームの和を作り,今に続く流れを作ってくれた.
厚見・小堀が作ってくれたものに,さらに様々なものをプラスしてくれたことに感謝している.本当にお疲れ様.ありがとう.


副主将長雄克.お前ほど優しく,男気にあふれた奴はいないぜ.全カレ決勝での雄叫び.遠藤コーチとともに目頭が熱くなったぜバカヤロウ.そして,今日のマイルリレーアンカー.別の意味で目頭が熱くなったよ(笑
最高の締めくくりをしてくれたな.


副主将木村実希子.武大女子の歴史を作ったな.MNBが専門とする混成競技で,初めての関カレ表彰台,グランプリ出場,日本選手権入賞.色々な記録を塗り替えてくれた.いつも驚きの連続だったよ.小さい体でよく頑張ったな.そして,あともう少し頑張ろうぜ.


そして主務の登藤大輔.1年から主務見習いをし,2年時にはあのスゴイ会議.思い出せばキリがないほど,充実した3年間で,計りきれないほどの重みのある3年間だったな.最高の主務だったよ.
君も実希子と同じく,あともう少し.もっと成長できるチャンスが目の前にあるな.



もちろんこの4人だけではない.語ればキリがないほどの思い出が4年生とともにある.

悔しさをかみしめた時期もあり,うれしさに舞った時期もある.

競技そのものは今日で引退だけど,君たちには次なる世界に旅立つための準備がある.

君たちが育てた,君たちと一緒に成長してきた後輩達に思いを託し,再度,自分の道での勝負をスタートしてほしい.

後輩達は戦う四年生が好きだ.

ここまで本当にありがとう.

そして頑張れ!