日本選手権混成&日本ジュニア混成 充実の2日間

長野での日本選手権混成&日本ジュニア混成が終了.

今年は日本選手権に1名,日本ジュニア選手権に4名を送り込むことができた.




女子七種競技 日本選手権に出場した木村実希子は,並み居る強豪を押しのけて4893点で見事に8位入賞!

100mHでの向かい風や,教育実習中であること,先週に関東インカレを戦っていること.にもかかわらず,自己ベストに匹敵するほどの素晴らしい結果を残せたのは,ひとえに彼女の心の強さがあると思う.

800mの最終組.ビッグネームのなかにぽつんと,ひときわ身体の小さい実希子が残っているのを少し不思議な感じで見ていた.

去年,同じく日本選手権に出場したものの,ハムストリングスの肉離れによって1種目目で棄権.周囲からは「あんなに小さい選手では将来はないのでは?」「なぜ七種なんかやらせているのか」という雑音も聞こえた.

そんなのカンケー無い.小さかったら速く動けばいい.誰よりも速く,素早く動ける身体を手に入れる.実希子の活躍は全国のちびっ子に夢を与えるんだ! を合い言葉に頑張ってきた甲斐があったな.

表彰式で,MNBの恩師である尾縣専務理事から,MNBの教え子である実希子が賞状を受け取っている姿は感無量でした.次は男子十種競技でこの目標を叶えたい.



そして4名の精鋭を送り込んだ日本ジュニア混成十種競技

城野が6324点で5位,武本が6122点で8位と二名が入賞!
東井は6035点で惜しくも9位,稲葉は5862点での12位.


城野以外は,インターハイすら出場したことがない選手達.

入学して数ヶ月で大幅にレベルアップし,初の全国大会出場にこぎ着け,さらに武本は見事に入賞を果たした.稲葉も5分を切ったことがない1500mで爆走し,4分45秒66の大幅ベスト! もちろん総合も自己ベストだ.

インターハイチャンプの城野は1500m前までは2位につけていたものの,1500mで大ブレーキ.決して心が弱かったわけではないのだけど,高校卒業前に大捻挫をして,大学入学後も満足いく練習が積めていなかったことが災いした.

それでも,1500m以外の種目は十分合格点.懸念だった走り高跳びも,棒高跳びも目標値をクリア! 将来が大変楽しみな結果を残せたとともに,今取り組んでいるトレーニングに確信をもてる結果だった.





ま,それでもマダマダだな.みんな.


小さくても,高校時代は無名でも日本でなら通用する!

武大魂を実希子が見せてくれた.

次は各都道府県選手権!

全国各地で武大パワーをみせてやろう!



最後に,この遠征に帯同してくれたトレーナーのヒトミ&サトミ,そして選手達の心のよりどころでもあったキム兄.ありがとう.お疲れ様でした.