「無駄」だと思っていたことが実は「重要」だったら?

TOEICで高い点数をとっても,英会話が上手くできない人はたくさんいる.
しかしながら,それはTOEICで測ることができる能力以外の要素が問題であるだけで,「俺の英語能力はTOEICでは測れない」ということではない.



100mでオリンピック日本代表選手が「ベンチプレスは100kgもあがりません」といっても,それは彼にとってベンチプレスがそれほど重要ではないだけであり,君にとっても重要ではないことの証明にはならない.



「強いやつは練習時間が少ないことが多い」としても,弱い君が練習しなかったら強くはならない.その「強い選手」はもっと練習したらもっと強くなるかもしれない.



頭でっかちではいけない.経験を積み重ねてほしい.たとえ無駄だろうと思っていても,まずはやってみよう.意外な何かがわかるかもしれないし,ひょっとしたらこれまで成長できていなかったのは「無駄」だと思ってやらなかったことが,実は「重要」だったのかもしれない.

だから「無駄だと思っている」ではだめだ.「無駄だと知っている」と断言できなければ,それは無駄かどうかはわからないはずだ.



強くなるのに魔法などない.

賢くなるのに必要なのは時間だ.

経験を積み上げなければ目標へは到達できない.

まずはやってみよう.