やっぱり日本選手権はいい.

日本選手権.

武大OBの遠藤選手は,1投目で決勝進出を確定的にしながらも記録を伸ばせず7位.

去年の全日本実業団での予選落ちを機に,再度メニューの確認,修正を毎週のように行いながらの結果.

「まだまだ」という気持ちと,「悔しい」という気持ち.

MNBにもっと指導能力があれば,こんな結果にはならなかっただろうと,力の無さを痛感.

それでも次に繋がる部分,ベストを出す光明も見えてきているので,なんとかしがみつきながらも頑張る次第.

今期中に自己ベストを!

と決意を新たに頑張るのみ.




注目の男子400mHでは,大変なドラマが.

初日なので予選しか行われなかったが,そこで「日本選手権で引退」と戦前から公言していた二人の選手が散った.

過程はどうであれ,陸上界を越えて様々な注目を集めてきた選手達なので,グラウンドでその勇姿をみれなくなることは寂しい.

かける言葉は見つからない.でも,この敗北に対してどのような意味を持たせることができるのかはこれから次第.


もちろん,400mHだけでなく,他の種目においても同様にこの試合を機に引退していく選手はいる.


アスリートがアスリートとして輝ける時間とは刹那的なもの.だからこそまばゆく輝く.

引退したからといって,その輝きが褪せることはない.功績が消えることはない.

その記録,その過程は語り継がれ,これから輝こうとしている選手達の大きな目標となる.

本当にお疲れ様でした.そして次なる輝きを期待しています.



男子棒高跳びでも死闘.

女子走り幅跳びでも激しい戦い.



やはり日本選手権は違う.

全日中.インターハイ.そしてインカレ.駅伝.

数え切れないほどの勝負を乗り越え,鍛え上げられてきた選手達が日本一をかけて戦う.

やっぱり日本選手権はいい.全力の,全てを賭けた戦いがある.

まずは見て欲しい.肌で感じてほしい.

そして出場しなければならない.同じ土俵に立つことでしかわからないことがある.

そして,内側から観戦しているレベルを越え,戦うレベルにまで来ると,また新たな強さに気づかされる.

そして勝つ.勝者にしか与えられない栄誉がある.

やっぱり日本選手権はいい.最高だ.