2012 関カレ終了 スタートラインに到達
2012年度の関東インカレが終了.
二位の青山学院大学に対して,ダブルスコアに迫る圧倒的優勝.
二部なんか優勝して当たり前.
そんな声も聞くが,最後のマイルリレーだけは本当に良くやったと思う.
1ヶ月前に開催された岩壁杯のマイルリレーで他大学と接触,捻挫で転倒した主将の厚見.
三段跳びから400mへコンバートしながらも,なかなか結果がでなかった桑田.
上級生だけでメンバーを揃えることができず,1年生までかり出して挑んだ.
タナボタ的な優勝に価値があるのではなく,日本インカレの参加標準記録を突破したことに価値がある.
そして,MNBの母校である筑波大学にも,記録で勝った.
ゴールした後の厚見の涙.
安堵感,悔しさ,,いろいろな感情がぐちゃまぜになって流れた涙に主将の重圧と責務を見ることができた.
同じく副主将も,日本グランプリで肩を故障.
しかし踏ん張っての十種競技二位,そして翌週の棒高跳びでも入賞をもぎ取ってきた.
前評判を跳ね返し,1部以上の記録で800mを制したブロック長の磯部.
前評判通り,そして自己記録更新,「最低限の目標」として掲げた全日本個人選手権参加標準記録突破を見事に達成して砲丸投げに優勝した3年の内木.
足に不安を抱えながらも,2年生エースの役割を果たし走幅跳で優勝した山田真也.
同じく2年生でハンマー投げを制した森本も自己記録での勝利.独占した表彰台の中央に立った.
円盤投げに優勝した3年岡本は,ライバルとなるワタルを逆転しての勝利だった.
ここに記したのは優勝したメンバーだけだが、もちろん他にも数多くの表彰台、入賞があった。
そしてそれが得点として換算されていった。
こうした選手達を支え続けたマネージャーとトレーナー.
そして,何よりも最大の応援力を発揮しつづけた応援団員.
挙げればキリがないほどに,皆自分の役割を果たした.
その積み重ねの結果が「156点」である.
本当におめでとう.
しかし,我々にとっては優勝の喜びというよりは「ようやくスタートラインにたてた」という気持ちのほうが強い.
武大陸上部が戦うステージは2部にはない.1部だ.
今日から,また1部への戦い,そして各個人への戦い,日本インカレへの戦いがスタートした.
戦い続けること.
目標に向かって走り続けること.
関東インカレで得た自信と,挑戦心を胸に,また頑張ろう.