論文を書きたいんですが,どうすればいいですか? だと

MNBはバリバリ論文を書いている研究者ではないので,えらそーなことは言えません.

が,一応Ph.D を持っている身なので,いろいろと訪ねられるのだろう.

「論文を書きたいんですが,どうすればいいですか?」



よく「自分のやりたい研究が見つからない」とか「先行研究を読んでいるのですが」とか耳にするが,いくらそれを積み上げたって論文は書けない.

おそらく,「書き方が解らない」というのは,「完成までの道筋が見えないからスタートしにくい」ということだろう.

誰だって道筋が解らなければ進みたくない.補償がないからね.



でも,論文を書きたいのならば,まずはとにかく書いてみることだ.それしかない.

自分がやりたいことと近い先行研究を題材にして,とりあえず実験方法をマネしてみて,結果を出して,それについて自分の考えを書いてみる.

もちろん,この時点では(原著)論文などとは言えないが,それでもショートレポートくらいのレベルにはなるだろう.

そしてそれを投稿する.投稿するのが憚れるようであれば,論文が得意(?)な知り合いに「すいません.ちょっと見てもらえませんか?」とお願いしてみる.

で,メッタメタにやられる(笑

場合によっては修復不可能だと,ギッタギタにやられる(爆笑

オリジナリティがなければ,この時点で却下,終了である ( ̄Д ̄;)



まずはこれがスタート.

最初から素晴らしい原著論文なんか書けるか! アホ!

MNBが言いたいのは,とにかくアウトプットせよということ.

アウトプットして,とにかく日の目を浴びせる,人の目にさらして評価してもらう.

研究雑誌に投稿すれば,査読者が読み,それなりに訂正してくれるハズだ.

(査読経験者からすると,そんな適当な論文なんぞ腹が立つだけだが orz)

でも,それに対して真摯に取り組んでいけば,その経験を積み重ねていけば,査読者も解ってくれるはず.なんとか論文として形になるだろう.



本来ならば,これは大学院時代に学ぶべきことだが....



MNBにとって,最初の公的な発表は,,,,当時の指導院生と一緒に発表した卒論だったなぁ.ちなみに国際学会.

でも,それは指導院生が中心になってまとめ直したものを一緒に発表したから,MNB単独の仕事ではない.


となると,リクマガだ.

大学院1年の時に,授業で実験をして,結構面白いデータが出そうだったので,再度実験をし直して,その結果をまとめたレポートを「すいません,コレ,掲載してもらえることは可能ですか?」とぶっ込んだ.

で,なんとかOKがもらえて,無事掲載.

さらにそれをもとに,再度色々と実験や修正,検証を行ってまとめたものを陸上競技研究に投稿.

当然,査読者とやりとりしながら修正を加え,結果として初の論文掲載!



前がみえなくとも,走り続ける意志があれば何とかなるのだと実感.

もちろん先行研究もたくさん読んだけど,その印象はあまり残っていない.



結論. まずは行動せよ.実験せよ.書け.投稿せよ.