物差しのメモリを増やすための練習

久しぶりの日記です.ちょっとさぼってしまいました.すいません.

さて,今日は物差しのメモリについて.

物差しの最大値 = 競技力(競技パフォーマンス,自己ベスト)
物差しのメモリ = 自分自身の○○をコントロールできる幅

という考え方をよくします.


例えば,走り幅跳びで自己ベストが同じ選手が2名いたとする.

記録は7m45

つまり,A君もB君も物差しの最大長は同じ.


しかし,技術に関してはA君は1m刻み,B君は10cm刻みとする.



この場合,調子が良いときはA君もB君も同じ結果を残せる.

しかし,調子が崩れているときはどうだろう.


A君は大幅に記録が低下してしまうが,B君は技術の調整幅が細かいため,微修正が可能.結果として落ち幅が少ない.



物差しの最大長を伸ばすのことだけが練習ではない.メモリの細かさを増やすのも練習だ.

すでに出来ている(と思いこんでいる)ことでも,しつこく反復する.

そうすることで,もっと細かい点にまで気付くことがある.

じゃあ,他の部位は? 体力は? とつながる.



部屋の床がきれいになると,壁の汚れに気付くのと一緒だ.



地道な反復練習こそがメモリを細かくしてくれると思う.

キミの練習はどうだい?