手帳で明日を先んじる

日記に予定を書く.

これは社会人なら誰しもがやっていることかと.

だって,頭で覚え切れんもんな.会議などすっぽかしたら大変だし.


で,そこからさらに一歩進める.

つまり,前日の夜にでも「明日をシミュレート」しておく.

競技者時代からのクセだ.

そして今も続けているが,これは人生を有利に進めるのに非常に役立っている.



まずは優先順位

・自分のために絶対にやっておきたいこと
・やらないと他人に迷惑がかかる仕事
・出来ればやっておきたいこと
・必要ではないが,やっておくと次の日以降が楽なこと

など,自分のルールで優先順位を決め,それら全てを実施している自分をイメージする.
できれば,こうした事項を手帳に書いておくといい.

すると,無駄や無理が見つかる.効果的な順番や,クリアするために必要な条件もみつかる.


つまり,明日を先んじる.

こうすることで,現実の明日がきたときもスムーズに行動ができる.

無駄を省ける.


予想しえなかった出来事にも,落ち着いて対処できる.

一日の流れをシミュレートしているから,何か順番がおかしかったり,イベントに欠落(ど忘れ)があったりするとムズムズして気持ち悪くなるから,途中で,上手くいけば事前に気づける.

そしてクリアしたイベントは横線で消していく.


イベントが多いほど大変かもしれないが,横線を引く回数がふえると充実感に繋がる.

自分の目標に一歩づつ近づいている,自分が経験を積み重ねていることを目視できる.


ちなみに,これは自分を縛るという意味ではない.

やりたいことを,さらに効率よく,楽しくするためのスパイスでもある.

シミュレートする能力が高いほど,楽しみな明日を一回余分に味わうことができるんだ.

やることが多すぎて混乱しそうな明日でも,それをクリアしたときは大変な充実感が待っていると思えばよい.

手帳は自分のボスでもあり,シミュレーターでもあり,相棒である.

うまく活用してみよう.