大学生が教室で座る場所

教室で学生が座る場所.


やる気がある学生は前方.

やる気のない学生は後方.

特に最後列部分は教師から目が届きにくいため,ケータイゲームや内職の無法地帯.



という感じか.

もちろん,教室のどこに座るなんてことは関係ないくらい,学生が食いつく授業を提示するべきだというのは正論.

でも実際の教育現場はそんなに生やさしいものではない.

だからこそ,教師は学生の座る場所に介入する.

「前のほうから座りなさい」は教師の常套句だ.


そこで面白い実験を見つけた.

学籍番号順で前から座らせて授業をした.

すると非常に静かになり,スムーズに授業を進めることができたという.

しかし,その実は学生同士がしゃべる相手がいないため,退屈になり,寝てしまっただけのことである.


そこで,どこに座っても良いが,真ん中よりも前に座ることという指示を出したところ,多少うるさくはなったが,授業に支障が出るほどのものではななかったとのこと.

おそらく,こうした効果を期待して教師は「前に座りなさい」というのだろう.



また,大変興味深い実践例も見つけた.

それはポイント制の導入である.

教師の質問に対し,正解は1ポイント,非常に興味深い答えならば2ポイントというものであるが,これに座席ポイントなるものも導入し,最前列に座った学生はそれだけで1ポイントを獲得できるというルールだ.

そうすると,成績に自信のない,つまりあまりやる気はないが,単位は欲しいという教師にとっては非常に扱いづらい学生がこぞって最前列に座るようになったという事例.

ただ,100人を越えるような授業では困難かもしれないが,これは実施してみる価値はありそうだ.



その一方で,学生が認識しておかなければならないこと.

教壇のある大教室,教師が高い位置から授業を行う場合,じつは後方の席には非常に目が行き届きやすく,何をしているか一目瞭然であるということ.

本学の1114教室や1112教室,2304教室などが良い例だ.

こうした教室では,前列の学生に目が向くことはあまりなく,どちらかというと後ろ側に目線が行くのが通常である.

なので,やる気のない学生は真ん中付近でカモフラージュすると良い.

最後列なんぞに座ってしまうと,教師からの叱責の嵐だ.注意せよ.