質問する力というのは,現状を打破する力だ.

昨日の勉強会,なかなか盛況だったと思う.

野球,サッカー,ラグビー,似てはいるかもしれないが,それぞれの文化や種目特性,チームとしてのポリシーなどが反映された発表であり,なにより質疑に対する答えが面白かった.

これが監督やコーチ相手となると,より深いものになったかもしれないが,それはまたの機会に.

いや,かえって学生どうしだったから味わい深いものになったのかも.



ただ,もっともっと積極的に質問をして欲しかったというのがMNBの思い.

もちろん,次から次へと質問は出たのだが,なんか,こう「小学生の授業」みたいに,一斉に10人くらいが「ハイハイハイ!」と手を挙げるような勢いが欲しいものだ.

多くの学生は,まわりをみながらやや遠慮がちに質問する.


体育大生はそうではいかん.

武大生はもっと勢いあるべきだ.



質問する力というのは,現状を打破する力だ.

自分に対して,相手の発言に対して疑問をもち,なんとか解決しようという気持ちがわき上がり,質問となる.

今の自分や,相手の発言に対してなんら疑問ももたず,現状に満足している状態ならば質問などでないだろう.

そうであってはいけない.

先日の日記にもかいたが,自分はまだまだ未熟.だからこそ教えて欲しい,知りたい.

そんな気持ちを質問に載せて欲しい.



それに対して,大学院生の金子君が最後にした質問は面白かった.

「ここにいらっしゃる先生方に質問です.今日の話をふまえて,武大がもっと良くなるためにはどうすればよいですか? 周りの部活動に何を望みますか?」

うん.変化球ではあるものの非常に良い質問だ.

酒を飲み交わしながら話すことができれば,さらに深い部分まではいれるだろう.



学生よ.質問力を磨け.

そしてお互いを知り,尊重し,切磋琢磨できる相手を育てよ.