東京マラソン大迷惑
というつ意見を多数みる.きく.
東京マラソンに限らず,大都市マラソンを開催すると必ず「交通規制」がかかる.
そのため,近隣の住民や,通勤,通学している人,その規制がかかっている箇所を交通する人からすると,大変な迷惑だ.
また,ゴミの問題も多くみみにする.
マラソンがあったあとは,マラソンのコースはキレイだけど,その周りにはゴミだらけ.
ただ短にゴミを移動しただけで,迷惑きわまりない.
MNBは東京マラソンの主催者側の立場であるため,「迷惑」という感情をもったことはないが,マラソンなんか「周回路をグルグルまわるだけでいいじゃないか」と考える人や,「スポーツなんか生活には関係ない」という人,または運送業には本当にただの迷惑イベントだそうだ.
さらに,「走り終わったランナーが汗まみれで食事をしているから臭くてたまらん」という意見や,完璧に舗装された平地を走って「好記録」なんてアホかと思う という意見なども.
確かに,3万6千人のランナーのために,その何十倍もの人に迷惑をかけるイベントであるのは間違いない.
こうしたアンチの方々に対して,どのように対処するべきだろうか.
だれが幸せなのか,不幸せなのかという単純な議論だけでなく,経済効果や,プライスレスな良い副産物,さらに日本におけるスポーツの文化にまで視野を広げて考えなくてはならない.
一部の人間の情熱や思惑だけで,開催している側はハッピーフィーバーしてるけど,そのほかはドッチラケ..
そんな状況は東京マラソンだけじゃない.
人間関係だって同じだ.
「東京マラソン」というイベントについて,ただ「2月26日にやります!よろしく!」というコマーシャルをするだけではまったくダメ.
東京マラソンを行うことによって生じるプライスレスな副産物をしっかりと伝え,認識してもらい,運送業や東京マラソンに興味がない,関わらない人たちが「迷惑だ」と感じないように済む工夫を,相手側にしてもらうお願いが必要.
つまり,東京マラソンは確かに迷惑で,大変邪魔な存在だけど,まあ,その日だけは○○○○するからいいや.それに,東京マラソンがあるおかげで○○○○で得をしているから,我慢してやるか.
みたいなね.
お互いにメリットがあることが解れば,多少の我慢も辛くない.
一方的に我慢させられていると感じると,それは苦痛以外の何者でもない.
規模が大きくなるほど,こうした問題は顕在化する.
イベントとして定着すると,こうした問題は深く見えにくくなる.
スポーツに関わる仕事をしている我々は,東京マラソンのありかについてしっかりと考える必要がある.そこにスポーツの未来もかかっているから.