初心忘れるべからず.しかし初心であるべからず

3年ぶりの島根です.

大学院時代からお世話になっている青木先生からのお願いで,小学生・中学生に対して陸上教室と,その指導者様達に講習会をさせて頂きました.

ちなみに,昨年,一昨年は武大の精鋭を送り込んでいました.

陸上ではなく野球部OBですが,武大出身者もいらっしゃるとのこと.




懐かしいですね.

いや,3年前が懐かしいのではなく,最初に陸上教室をお手伝いしたのは大学院3年生の時でした.

小学生という未知の存在に対して指導.

指導者の入り口にすらたっていない大学院生の私には荷が重すぎる仕事でした.

とにかく指導案を完璧に作って,リハーサルをして,小学校の先生をしていた仲間にも助けてもらって.必死でした.




大学の教員になって6年.

また,同じ仕事を頂く機会がありました.



ホテルにて大学院生のスライドを見ながら,準備をする.

HDから当時の懐かしい資料が出てきました.




つたないながらも,必死に,一生懸命努力して準備しているのが解る内容でした.



それを見ながら感じたこと.



初心を忘れるべからずという言葉は確かに大切です.

けれども,常に成長しなければならない私たちは,初心のままではいけない.

あれから8年が経過し,寄せられる期待や,得なければならない効果などは計り知れない.

初心のまま立ち向かうことは許されない.

もっと満足度を高く.もっと上のレベルで.もっと完璧に.

青木先生の情熱に負けないくらい,青木先生が期待している以上の成果を出す必要があります.




「俺も昔は若かったなぁ」というつもりで見始めた昔の資料ですが,かえって「俺はマダマダだ」と気合いを入れ直すキッカケになりました.

初心忘れるべからず.

しかし,初心であるべからず.