良い会議って「なるほど」が飛び交う会議かもしれない
懐かしい.
3.11の後にたくさん流れていた.忘れてはいけないCMのひとつかと.
ぽぽぽぽ〜〜ん
とはいかないまでも,魔法の言葉というものはあると思う.
シチュエーション毎に異なるし,自分と相手との関係によっても異なる.
言葉とは面白い.
例えば,上司や先輩が,部下や後輩に対して発するべき魔法の言葉は「なるほど」だ.
意見を言って,その返事が「なるほど」だった場合,嬉しくない部下や後輩はいないだろう?
「なるほど」という言葉は,「お前の言い分は良くわかったよ」という意味と,肯定的な感情を相手に返すことができる.
ああ,この人は俺の意見を理解してくれたんだな.と感じる
だから,相手の意見を否定したり,採用しない場合でも,最初に「なるほど.よく解った.だけど,,,,,」としてあげると,相手も納得しやすい.だって,自分の意見を理解してくれた上で述べている反論なのだから.
同じく,言われて嬉しいことばに「流石」がある.
「流石だね〜」とは,最初から自分は高い評価を受けている,期待されているということが前提だからだ.
そして,その期待に応えたという意味が含まれる.
これは相当に嬉しい.そもそも自分のことを肯定的に捉えてくれていたのに,さらに評価が上がるから.
また,上司やリーダーは断定の表現を上手くつかうべきだ.
もちろん,断定するのは難しい.だから自分のことだけでもいい.
有る程度は無責任な発言になってもいい(と思う)
この世の中に絶対なんてものはないけど,だからこそ「大丈夫.俺はこうする.絶対だ」なんて言われると,「ああ,この人は自信に満ちあふれているな」という印象を与える.
「MNBは将来ポルシェを買う.絶対にな」と言われると,なんかこっちもウキウキしてしまう.
そこには責任が生じるから,自己誓約にも繋がる.
話が変わって,MNBは「あ」の使い方を注意している.
おなじ「あ」でも
怒りの「あ? (コラ,なんじゃい!)」
意見を流す「あ〜〜....」
賛同の「あぁ,(なるほど〜)」
やっちゃったね〜の「あ〜〜〜〜」
めんどくさい気持ちの「あーーー」
どーでもいいよの「あぁ...」
と,たった一言,一文字でもこれだけの印象(もっとある)を与えられるからだ.
さらに話は変わるが,日本語をしらない外国人に最初に教えることばは「どーも」だ.
これも「あ」と同じで,様々な使い方ができる.
挨拶の「どーも」 ←のれんをかき分ける感じ(笑
お礼の「どーも」 ←しかも使い分けられる
ちょっと通してくださいの「どーも」
自己紹介の「どーも」
日本で生活するうえで,その慣習や,わびさびを理解するのに「どーも」は好都合だ.
うーん.言葉って難しい.でも面白い.
自分の感情をのせるだけでなく,相手の感情を引き出す,コントロールする言葉をつかうことが出来れば,もっと人間関係も上手くいくだろうなぁ.
良い会議って「なるほど」が飛び交う会議かもしれない. なーんて思ったりしてな.