努力感の高さ≠よい練習

練習をする.

とりあえずメニューがあるからやる.

そのメニューはすごいキツイ.

だからメニューが終わったら達成感で一杯だ.

そのメニューが「自分が強くなる(走る,跳ぶ,投げる)のに最適ではないかもしれない」のに,とにかくキツかったから満足してしまう.



一番危険な思考は「これだけやったから強くなるだろ」というもの.

自分自身の練習と,その成果に明らかに確信が持てていない.

「練習中からすでに強くなっていることを実感できていない」ということである.

例えば,「今は冬期だから暖かくなれば・・・」

例えば,「今は鍛錬期だから試合になれば・・・」



注意してほしいのは,決して目先の結果にこだわれということではない.

自分自身が強くなっている,もしくは強くなるであろうことに確信をもたなければならないということだ.

多分・・・・ではなく,絶対に大丈夫.だ.



間違っていけないのは,努力感の高さ≠良い練習 ではないこと.

真面目な人間ほど,真っ直ぐな人間ほど,この負のスパイラルに陥る.

負荷が高ければ高いほどよい.

真面目で不器用で一生懸命なほど間違いを犯しやすい.

現役時代のMNBはそうだった.




スプリント = いかに速く移動するか

中長距離 = いかに楽に移動するか

跳躍 = いかに遠くに移動するか.高く移動するか

投擲 = いかに遠くに移動させるか

混成 = いかに何でもできるか




一生懸命で真面目な努力家よ.

根本を間違ってはいけない.