ネガティブシンキングの良さ
どんどん院生室が更新されており,上機嫌のMNBです.
さて,今回はネガティブシンキングについて.
社会人向けのセミナーでは「ポジティブシンキング」や「自信をつける方法」などといったものが至る所で見られる.
たしかにポジティブシンキングは良いかもしれない.自信をつけることも大切だとMNBは学生達に教えてきた.
しかし,ネガティブシンキングが悪いというわけではない.
というよりも,心配性である日本人は「ああ,なんで私はポジティブになれないのだろう」と思い悩みすぎてしまう.
ネガティブシンキングも良いところあるぜ.
ネガティブシンキングというのは「常に最悪の結果を考える」ということ.
いわば,究極の「リスク管理習慣」であるともいえる.
さらに言うなれば,ネガティブシンキングによって生まれる「不安」と「恐怖」は人間にとって第2に強力かつ効率のよいエネルギー源である.
不安だから準備する.
恐怖から逃げたいから努力する.
いーんだよ.ネガティブシンキングも.
問題なのは行動しないことだ.
シンキング,つまり考えるだけならOK.
けれども,ネガティブな行動(?)は良くない.
多分ダメだろうと,いや,絶対無理だろうと,,,そう思っても,行動することだけは避けてはいけない.
ダメもとでも,自信たっぷりでも,それは心のなかの問題.心で念じているだけではなにも起こらない.
心のありようはどうであれ,まずは行動すること.
結果,ポジティブシンキングでもネガティブシンキングでも問題ない.
行動することを第一に考えた心のありようが違うだけだ.