質問力
前回,MNBのゼミでは質問力をテーマとした.
文字どおり質問する力を養うというもの.
質問なんて簡単というなかれ,高度に鍛えられた質問力は,相手が放つ主張を明らかにし,丸裸にし,そして自分がもつ主張と折り合いをつけさせることも可能となるからだ.
重要なのは「主張を追う」こと.
枝葉の部分を質問するのは三流
主張そのものの是非を問うのは二流
なぜ,そのような主張が生まれたのかを議論するのが一流
より良い主張を作り出すのが超一流
と,勝手に定義してみた.
たとえば「武大の授業に監察官を置く」という提言が学長から出されたとする.
三流は「どのような監察官をおくのか?」
二流は「監察官を置くことで何が得られるのか?」
一流は「なぜ監察官を置くという考えにいたったのか?」
超一流は「監察官を置かずに,より良い授業を展開するためには?」
となる.
ま,社会学のプロでもなく,ディベートのプロでもなく,プレゼンのプロでもないMNBの戯言だと思ってくれれば良し.
でも,質問力が低い人,たくさんいるよね.