思いの強さ「が」行動をかえる

思いの強さは行動に表れる.


本当に速くなりたいというのは,速くなるために全てをつぎ込むということだ.

それが「全力」だ.



人間は言い訳が上手い.

自分をだますのが上手い.


「朝,練習をしてしまうと疲れてしまい,午後の練習に支障がでる.だから朝練習はやめておこう」

「今日の練習は全て終わった.早く食事をとったほうが良いが,グラウンドでしゃべっているのが楽しいから,もう少しいよう」

「あと1本走ることもできるけど,質が落ちる可能性が高い.質を落とさない練習が重要だから,今日はこのくらいで終了しよう」


どれも本当かもしれない.

しかし,それでは「自分の予想どおり」の強さしか得ることができないだろう.




そして,こうした言い訳をする人間の頭には「諦め」があるもので,「自分は大学に入学したときの記録は11秒60だ.だからまあ,今は11秒50くらいで走れればいいかな.高校時代のベストは11秒40だったけど,あのときは若かったし」という思考回路を持っている.

大学生にもなって「高校時代」の話をもちだす人間は皆そうだ.


そういう人間は,不思議と「11秒50」で成長が止まる・・・・のではない,11秒50に到達できないのだ.

彼の限界は11秒50であり,限界に近づくまえに再度自分をだましてしまうからだ.

自分をだますのが上手いから,限界を超えることは絶対に無い.




自分自身の限界を超える行動を起こすのは,思いの強さだけだ.

思いを強くするのは心の習慣であり,それは欲望が支える.

朝,眠いけど,,本練習に支障がでるかもしれないけど,でも俺は強くなりたいんだ.

今,起きてドリルをすることは,ジョグをすることは,ほとんど意味がないことかもしれない.

でも,このまま寝ていても強くはなれない.だったら動かなければならない.

1%でも強くなれる可能性があるのならば,行動すべきだ.

おれは強くなるんだ.




思いの強さが行動を変える.

強くなろう.