「叶わない夢はない」という言葉の本当の意味
「叶わない夢はない」という言葉をたまに目,耳にする.
特に偉人が言うことが多い.
さて,この言葉の意味を考えてみよう.
現実問題,物理的に「叶わない夢はない」などというのはありえない話だ.
例えば,MNBが「明日起きたら赤ちゃんに逆戻りしてて,でも記憶や自分が今もっている能力はそのままで・・・・」という夢が叶うかというと,その確立は極めて,天文学的に少ないだろう.
しかし,MNBが生きているという理由で,その夢が叶う可能性は0ではない.という意味では,「叶わない夢はない」というのは嘘ではない.
そう.この言葉がもつ意味は,そこではないのだ.
前述した「明日起きたら赤ちゃんに逆戻りしてて,でも記憶や自分が今もっている能力はそのままで・・・・」というのは,夢でもなんでもない.のだ.
ただの空想だ.
この夢という言葉を,目標に置き換えると,少々理解しやすくなる.
つまり,「叶わない目標はない」という言葉がもつ真の意味とは,「その目標を達成できると信じている.そして自分自身に,周囲に対して誓約することができる目標ならば,それは達成できる目標である」ということだ.
目標を立てるということは,「その目標を立てることができるまで成長した」ということだ.
関カレに出る.
インカレで勝つ.
オリンピックに出る.
陸上競技を始めた真っ白な自分なら良い.
けれども,そうでない競技者が身の丈にあっていない目標を立てたとしても,それに達成できる確信がなければモチベーションはあがらない.
だからこその「叶わない夢はない」だ.
つまり,その大きな,偉大なる夢を,目標を立てることができたとすれば,それはすでに「叶う可能性を大いに秘めている」ということだ.
ロクに考えもせずに「インカレ優勝」というのはやめよう.
辛い思いを味わうことなく「会社の社長になる」というのはやめよう.
まずは身の丈にあった目標を,夢をクリアせよ.
そして,自分自身が秘めている大いなる夢の途中にある,次なる目標へ,夢へ邁進せよ.
夢は見るものではない.
叶えるものだ.