強い立場

さて,今日から混成・跳躍・ポールブロックが大東文化大学にて合宿.

短い期間だけどがんばれ.



・自分が強くなる可能性をメニューに託すな.

・目的を強くもて.

・今,この瞬間に自分は何を選択し,どのように頑張るかを明確にせよ.



M1の小玉が院生室を更新してくれたけど,彼らの合宿における宿題は以上.

極めて目的意識が強く,勢いのある集団.武大バレー部あたりとモチベーションの高さについて競いたい.身長は負けるけど.

全員100点満点で帰ってくることを望む.






今日の朝,グラウンドをみると中長距離,競歩ブロックがいつもの朝練.

それに混じって柔道部.

雰囲気としてどこかの高校生だろうか.



競技場を使われてムッとする? 確かに部活動で使っている場合(大学に使用時間を申請している場合)は,陸上部に管理責任,占有権があるかもしれない.でもちょっとまて.それほど大きな問題になっているか? いやなっていない.

同じアスリートではないか.同じ体育人ではないか.

「俺たちが勝手に武道場で練習していたらどんな気持ちですか?」

と言うのは簡単だ.

でも,それは相手に刃物をちらつかせて「どーなってんだ!?」と脅すのと同じ.

無意味に敵を作るだけだ.



もちろん,中長距離,競歩ブロックの練習に影響がでるようならば考える必要あり.

ということで.しばらく静観.



「おーい! オマエラ! もっと端っこ走れ! 違う! グラウンドに入るな! コースを空けろ!」

顧問の先生らしき人物から激がとぶ.

いいじゃないか.体育人だ.武道家だ.

ウチの連中にも気を使っていただいている.



練習場所に関してもウチの連中ともお互いに棲み分けができているようだ.

一緒に朝練習につきあって(コーチングして)いただいている藤田コーチもさほど気にしていない様子なので,そのまま見守ることに.






いいか? 立場が上の人間ほど(この場合における陸上部の立場を言っているわけではない),相手に優しくしなければならない.

そうでなければ自他共栄はない.

自分たちに気を遣ってくれている相手の存在に気づけ.

自分たちを応援して,支えてくれている存在を忘れるな.

強い人間とは,戦って強いのではない.弱い人間の気持ち・立場を知りながら強くあろうとする人間だ.



強いアスリートに,勝てるアスリートになる第一歩.

強い人間になる.

「私は弱い人間の気持ち・立場を知り,支えがあることを糧に強くあろうとする人間だ」