池田勇太 VS 平塚哲二

日曜日の昼過ぎ.

本当に久しぶりに家で過ごす.


ふとテレビをつけたらゴルフ,サンクロレラクラシック.池田勇太平塚哲二が最終日最終組でバトル中.


第16ホールかな? 

1stパットを二人ともミスったみたいだけど,その時の顔が大きく異なる.


池田選手は完全無表情.というか「絶対に勝つ.今失敗しても次がまだある.まだ死んでいない」という感じ.

平塚選手は大変な落ち込み具合.外した瞬間に「あ〜〜〜〜〜orz」.その後も引きずり,2ndパットで沈めるも,ずっと悔やんでいる状態.おそらく本人にはここが勝負所というイメージがあったのだろうか.



ごめんなさい.平塚選手のこと全くしらない(というか池田選手のことも知らんが)MNBからすると,ここに勝負の分岐点があったかと(ゴルフ素人がなにをほざくなと言うなかれ).


テレビのアナウンスは「まだまだ分かりませんよ.3位との差も少ないですし」


うーん.違うな.これは最終ホールで池田選手が決める.





結果は我々夫婦の予想通り.




最終18ホールでのセカンド.


先に打った平塚選手.あわやイーグルかというスーパーショット.




これで池田選手にプレッシャーが.

その次にセカンドを打った池田選手.

平塚選手ほどのスーパーショットではないものの,完全なるバーディーチャンス.つまり優勝をぐっとひきよせるショット.



打ち終わった後の表情をずっとみてたけど,やはりほとんど無表情.「ん? 結構ピン近いね.良し.」という感じ.

で,ちょっとビックリしたのは池田選手が打ち終わった後,平塚選手が笑いながら「すっげーじゃん!」てな感じで笑いかけてる様子が放映されていたこと.



平塚選手ファンの皆さんには申し訳ないが,それじゃあ勝てない.

悪口を言ってしまうと,常に池田選手を意識していて,自分自身の過去の失敗ばかり悔いている感を受けてしまた.

対する池田選手は常に今しか見ていない感じ.





毎日新聞記者のISHIROさんが,大阪世界陸上の時に七種競技のクリュフト選手(世界チャンピオン,ゴールドメダリスト)から聞いた話.

ISHIRO「混成競技には失敗はつきもの.失敗した後では.どのような心境で次の種目に向かいますか?」

Klüft「私は常に100%.失敗して,それを悔やんだところで次の種目に良い結果がでるはずがない.悔やむことでベストがでるならいくらでも悔やむ.でもそれは意味が無いことを私は知っている.悔やむのは試合が終わってからすればよいこと.私は,常に100%の気持ちで今を迎えている.(若干MNB意訳)」




すでに積み上げたスコアをマイナスできないという意味では,ゴルフも混成競技も一緒.そして人生も一緒か?


全力で立ち向かい,失敗しても悔やむな.

次のプレイで全力を出す準備をせよ.







後ほど,平塚選手のプロフィールを調べました.

総合力の高い,極めて素晴らしい選手です.

事実,今回の大会においても最多バーディー賞を獲得.

今後の活躍を期待します.

強いだけでなく,勝てる選手になってください.

応援しています.