パートタイムアスリートだからこそ

川内選手.大フィーバーですね(ウチの川内ではなく,東京マラソンで優勝した川内選手).

市民ランナーというパートタイムアスリートが実業団というフルタイムアスリートを蹴散らした.

日本人の琴線に響くのでしょう.



けれども,パートタイムアスリートがフルタイムアスリートに比べて,全ての面において不利であるとは思えない.

実業団に所属しないからこそ,駅伝には目もくれず,マラソンのみに集中できる.

どんな結果がでたとしても他の誰にも迷惑は掛からない.

チームだからこそ生じる様々な制約に縛られることもなく,純粋に自分のためだけに,自分の練習ができる.

競技結果と生活保障(給料など)がリンクしていないため,不必要なプレッシャーもない.

強い信念をもっている選手にとっては,むしろ有利とさえ言える要因も多数あります.

現役を終えた後の人生まで考えると・・・・・



実は,私の妻も,大学卒業後はパートタイムアスリートでした.

「昼過ぎまで仕事をして夕方から練習」という条件で就職したものの,不器用な妻は無責任に仕事をほっぽり出すことなど出来ず,どんなに早くても19時ごろからの練習でした.

しかも会社から練習会場までは車で30分以上の距離.

それでも日本選手権を2連覇したし,日本記録も塗り替えることができたのは何故でしょう.

それは,ひょっとしたらパートタイムアスリートだからなし得たのかもしれません.



社長の皆さん.

パートタイムアスリートには大きな可能性があります.

貴社に1人,どうですか?