センター試験

今年もセンター試験が終了した.

MNBはセンター試験を受けて大学へ進学した.

MNBの年のセンター試験は,確か数学が非常に難しかった記憶がある.


国語,英語,数学は初日

理科系,社会系の選択科目は翌日

・・・だった気がする.


両日とも,高校からバスで試験会場の大学へ向かって受験するという流れ.



初日終了後のバス.数学に関して重〜い雰囲気.

話題は翌日の朝刊に記載される解答を「見るか」「見ないか」に集約された.

つまり,自分自身の初日の結果を知ってから,二日目の試験に臨むかどうか.である.



予想以上に数学が難しく,だれもが「答え合わせをして結果を知ると落ち込みそうだ」という気持ちを抱えて,二日目の朝を迎える.



MNBは,「当然」のことながら朝刊に掲載された答えを見て,答え合わせをした.

自信があったからではない.

自分自身の結果を受け止めた状態で,二日目の試験に臨みたかったのだ.

・・・結果,予想以上に「まずまず」の状態.意気揚々と二日目の試験会場に乗り込むことができた.



MNBと同じ大学を受験する予定の親友も結果をみたようだ.

こちらは残念ながらやや厳しい結果.

しかし,その分だけ腹をくくって二日目での挽回を誓い,試験会場に乗り込んだ.




面白いのが「答え合わせをしていない集団」

試験会場へ向かうバスの中でも,やたらと口数が多い.

自信が無いのを取り繕っているのだろうか.

常に「いや,俺は多分大丈夫」.「あ〜ダメだったらどうしよう」

「でも,なんだかんだ言って,今日の二科目をやるしかない!」

と,皆同じような言葉をつぶやいていた.




この出来事からMNBが得た教訓.

どんな結果であれ,自分自身の位置をしっかり受け止めることができれば,二日目の試験にも集中できる.

良い結果ならば,さらに攻めの気持ちで.

悪い結果ならば,腹をくくり,挽回する気持ちで.

答え合わせをせず,不安な状態で二日目の試験を迎えるべきではない.




その後,MNBも親友も無事大学に合格できた.

今の自分と向き合う強さは必要だと学んだ.