槍パートの奮起
大学対校混成で,混成ブロック長の木村が,9種目目のやり投げで59mを投げた.
混成競技者,それも比較的小柄な身体であることを考えると,出色の出来だろう.
以前から取り組んでいた,槍のコントロール,そして右股関節でのタメが出来た成果である.
その記録に,やり投げパートが燃えている.
やり投げパート長である倉茂の今期ベストを木村が抜いたためだ.
やり投げを専門とする自分たちよりも,やり投げを片手間としている混成競技者の方が強い.
そんなことはあってはならない.
こうした「なにくそ!」という気持ちを抱くこと.それが重要.
人間は自分をごまかすのが得意だから,「どうせ一発だけだろ?」とか「まあ,まぐれもあるよな」というように決めつけるのは簡単だ.
しかし,「悔しい!」という負のエネルギーを,活動するためのパワーにかえる能力こそが,強くなるためには必要.
そうした個人があつまり,そのエネルギーがやりパートを形成し,より集中した練習状況を作り出す.
武大最終競技会は10月30,31日.
やりパートが奮起する日である.
出せ! 全力を!