君の肩書きは何?

MNBは大学の先生だ.

これは「国際武道大学に専任教員として所属している」からではない.

「大学の先生が果たすべき役割を果たしているかどうか」が重要である.

大学に所属しているからといって「俺は大学の先生だ!」と胸を張るのはいかがなものだろうか.

もちろん,それは間違っていないし,,,いやむしろそれはそれで当然なのだが.



そんなあぐらをかいている人間に,よい仕事ができるのかと問いたい.

もちろん,何をもって「大学の先生が果たすべき役割」とするのかは,その社会,大学,人間によって様々である.

しかし,自分に与えられた役割をしっかりと認識し,それを達成するための最大限の努力をしてこそ,はじめて自信をもって「俺は大学の先生だ」と言えるのではないだろうか.



同じように,「陸上部の短距離ブロックに所属している」から「俺は短距離選手だ」というのもいかがなものか.

短距離走競技とは,一般的には100〜200mの距離を,どれだけはやくゴール出来るかを競う競技である.

その競技に対して,真摯に取り組み,誰もが認める競技者になってこそ「俺は短距離選手だ」と胸を張って言えるのではないだろうか.

短距離ブロックに所属するということは,短距離競技者として一人前になるためのステップであり,手段である.けっして「短距離ブロックに所属しているから短距離選手である」わけではないのだ.

これは投擲も跳躍も長距離も同じ.




人間は自分をごまかすのが得意だ.

もっとできるはずなのに,自分に言い訳をし,勝手に満足しようとしてしまう.

傷つくことを恐れ,努力を忘れ,成功から遠ざかってしまう.



君の肩書きは何だ?

他人に自信を持って,自慢できる肩書きを持とう!