明日はAT講習会

明日はエアロビクスセンターにて日体協公認AT講習会の講師.


MNBもこの養成講習会を経て,公認ATを取得しました.

近年,この日体協公認ATは合格率が上がってきたようですが,まだまだ「難関試験」として知られています.

そのためか,「どうすれば合格できますか?」という問いを良く頂く.


しかしMNB自身,ATという資格は「取得するために頑張るもの」ではなく,「取得できるレベルにまで到達しているかどうか確認するもの」という認識でいます.

だから.あんまり試験勉強をするという感覚は無し.

机の上でテキストとにらめっこして合格するのはちょっと・・・という感じです.それよりも,現場で見て,感じて,考えて,その裏付けを理論でとる.その作業の繰り返しこそが合格への近道ではないでしょうか.
もちろん,机上での試験勉強も必要ですが,比重が違うという意味です.


それはATの試験範囲をみても一目瞭然.栄養学からバイオメカニクスまで多岐にわたります.

確かに,プロチームのトレーナーとして活躍している方からすれば,関節可動域の検査方法など「それほど必要ない」かも知れません.

また,鍼灸師として開業されている治療家の方からすれば,バイオメカニクスや動きの評価は「それほど必要ない」かも知れません.

事実,MNBと同期で養成講習会を受けていた方々は,口々にそうおっしゃってました.「こんなの必要ないよぉ」と.


けれどもMNBの本音は「それくらい」の知識さえ身につけることができなくて,アスレティックトレーナーと名乗るのはどうかと.

アスレティックトレーナーとして一番重要なのは,そのスペシャリティであり,エクセレンスがどれだけ秀でているかである.

そうでなければ,現場で何の役にも立たないだろう.



アスレティックトレーナーというのは学問であり,生き方でもある.

そういう思いで講義をきいていただけたらと思います.