限りなく1番目に近い「2番目に重要なこと」

朝青龍関が引退しましたね.

外国人力士というより,相撲を競技スポーツと捉えるならば間違いなく最強の座についていた現役選手が,気力や体力の限界以外の理由で引退するのは本当に悲しい限りです.



横綱というのはチャンピンとは違う.」



これが一番の理由でしょう.

あれほどのアスリートを抱えながら,横綱としての教育をすることができなかったことについて,本当に残念だと思います.

事の顛末や事実を知らないため,一部外者の感想にしかなりませんが.


ただ,競技者を,選手をあずかる監督という身としては,朝青龍の引退という出来事は,本当に身が引き締まるような思いで受け止めています.

競技をする以上,だれもが「強さ」を得ようとします.

頂点を目指します.

勝つことは1番大事なことでもあります.


しかし,2番目に大事なこと. 「人間性


順位としては2番目にくるかもしれませんが,それは一番目の「勝利したいという気持ち」と,ほぼ同じくらい大事なことです.


MNBは常に「勝利へ」というキーワードを教育現場で使用しますが,それは単純に順位として1番に据えるべきだからと思っているからであって,「それだけが突飛して重要」だと思っているわけではありません.


ひょっとしたら2番目にというよりも,1.1番目,いや,1.00000000・・・・・・1番目に重要,スポーツという世界では勝利とほぼ同義の意味すらもつかもしれません.


メディアで報道されている朝青龍関の行動をみていると,1番と2番の間には大きな差があったように感じます.


高度にスポーツが発達・展開されている時代だからこそ,2番目に重要なものの存在をもっとアピールしなければならないのかもしれません.