心に響く授業を
基礎陸上競技フィールド種目指導法 2回目
前回は雨の為,実技ができなかったが,今日は秋晴れ.携帯で天気をみると「なんでも日より」だそうだ.なんでもできるな.
今日は陸上競技の基本と考えている「立ち方」「歩き方」「ジョギング」について.
陸上競技とはつまるところ「移動」について競う競技である.
規定された距離をできるだけ速く移動する.
出来るだけ遠くへ空中へ移動する.
出来るだけ高くへ空中を移動する.
手にした投擲物を出来るだけ遠くへ移動させる.
移動することの基本は,まず「移動しないこと」である.だから立ち方.
その次は歩き方.
漫然とあるいてはいけない.積極的に自分から「歩く」ことの重要さと,そのポイントについて.
「歩く」という移動手段の先に「走る」という移動手段がある.だから走るに繋がる歩くではないといけない.
これはなかなか難しい.MNBは毎日毎日実践しているが,なかなかバシッときまらない.
けれども,「こうするべきだ」という内容は指導できる.指導された学生も身体での表現はまだ難しかもしれないけど,言葉や感覚は分かってもらえたようだ.
授業が終わると必ず質問がくる.ありがたい.コチラが伝えていることを分かろうとしてくれている.
廊下を歩く学生が「先生! できてます?」と聞いてくる.
学食でお盆をもって立っている学生がMNBと会った瞬間に姿勢を変える.
少しは心に響く授業ができているのかなと嬉しくなる.