勝つまでに至った過程こそが勝つための道しるべ
勝ちたければ,過去を振り返り,勝つまでに至った過程を大事にしなさい.
武大陸上部は冬期練習の真っ最中.
お世辞にも,高校時代にトップクラスにいた集団ではない.
しかし,勝たねばならない.勝たさねばならない.
組織力,チームワーク.もちろん重要.しかし,我々が行っている「競技」の世界では,もっと重要なことがある.
それが「勝利」である.
「勝利が全てではない」などと言わないでほしい.
それは勝利したものが言うことで,はじめて価値を持つ言葉である.
勝たねばならないのだ.
そして,勝というという姿勢があるからこそ,その副産物にも価値が生まれるのである.
一生懸命,勝つことだけを考えて何が悪い?
ということを各ブロックのミーティングで話をします.
勝つための考え方には色々あるが,そのなかでMNBの持論.
それが「勝ちたければ,今過去を振り返り,勝つまでに至った過程を大事にしなさい」というもの.
今まで勝った経験がない? いやいや,それは表彰台の一番上に乗るということではなく,自分自身に勝ったとか,練習だけどライバルに勝てたとか,そういう小さな勝利で良いのである.
そして,何故勝てたのか? を良く考えることだ.
偶然の勝利などあり得ない.体調が良かった? ならばなぜ体調が良かったのか.ひょっとして着ている服の素材がよかったのか.それとも昨日早く寝たからよかったのか.
勝負の時間帯が良かったのか,作戦が良かったのか.
これらを徹底的に考え,そして自分なりの要素を見つけることができれば,それは君自身の「勝つための道筋」となる.
その道を何本持つことができるか.
それこそが勝利者への道である.
人生は勝負だ.
そして,スポーツにはたくさんの勝つチャンスがある.
さあ,今日も勝ちに行こうか.