プロ世界にみる気迫
昨日K1を見てました.
陸上競技のなんと幸せなことか!!
だって殴られないもん(笑
ってわけではなくて.
「必死さ」が足りないと感じたんですよ.
北京オリンピックが開催されます.
よく,日本人選手の多くは「大舞台で結果を出せない」とか,「海外では弱い」という話を耳にします.
K1の外国人選手達を見てください.
彼らにとっての外国,日本に来て,ホームタウンデンジョン的な扱いを受けても,全力で戦い,すばらしいパフォーマンスを披露しています.
ま,別にK1に限ったことではないのだろうけど.多くのプロスポーツではそんなこと当たり前のことであって,戦う場所がどこだろうが,リングに上がってしまえばそれは一緒だということです.
本来ならば,陸上競技も同様.
レーンについてしまえば,サークルに入ってしまえば,ピッチに立ってしまえば後はルールがあるわけですから,基本的には国が違えど,場所が違えど,やることは一緒のはず.
なのに結果が出ない.
やはり「必死さ」が足りないのでしょう.
かつて人見絹枝さんのドキュメンタリーで,彼女の手紙が紹介されていました.
「200mで結果がでなかった.もはや残された道は800mでのメダルしかない.これでメダルを取れなければ,私は日本へは帰ることができない」
という内容のものでした.
これほどの気迫があれば,海外だろうが,なんだろうが関係ないのでしょう.
周りの選手の記録が,自分より優れていても,「勝しかない」のだから,関係ないのでしょう.
海外で結果がでないことに対して,いろいろな対策が講じられています.
もちろん,北京対策も実施されていくでしょう.
しかし,一番必要なのは,選手自身の気迫ではないでしょうか.
オリンピックに参加するという心もちだけでは,どうやったって結果はでないでしょう.
もちろん,そのハードルは極めて高いものです.だからこそ,メダルは価値あるものとなり,オリンピックのチャンピオンは「世界チャンピオン」ではなく,「オリンピック・ゴールドメダリスト」と讃えられるのでしょう.