2050年を託された私たち

岩壁先生の最終講義が行われました.

その模様はこちらでどうぞ.

演題は「2050年を託す」

長年にわたり大学の教員を,陸上部の部長を勤めてらっしゃった方の想いがこもった内容でした.
一緒に受講した先生がたも,少なくとも数名は涙腺にきていた模様.
MNBも,部長の「東京オリンピックに自分が出れず,その閉会式では悔し涙がとまらなかった」という話に,やられました.
本当に挑んだ人間にしか発し得ない言葉が印象的でした.

そして,部長のヒーローであるエリックハイデン選手の逸話.
生涯を通して挑み続ける生き方は,立場こそ異なれど,まさに部長そのものでもあるのではと感じました.

昔,MNBが博士号を取得したときに,後輩たちに「秘訣はなんですか?」と聞かれたときに答えた言葉を思い出しました.

それは「頑張り続けること」

一時の頑張りは誰でもできます.
当然,それで得られることは「一時の頑張り分」だけです.

大きなことを達成しようとするならば,「頑張り続けること」が何より重要です.
努力イコール結果という簡単な図式は成り立たないのは知っていますが,それでも頑張り続けること自体で,並では得られないことがあるはず.

部長が国際武道大学で頑張り続けたことで得られたものはなんだったのでしょうか.
それは私たちには到底理解できないことかもしれませんが,部長が頑張り続けてくださったおかげで,私たちに残されたものならわかります.
あえてここで説明するようなものではありませんが,その「歴史」はこれからも陸上部の礎となり,ゴール付近に植樹された「成就の樹」とともに私たちを見守ってくれることでしょう.

岩壁達男先生.本当におつかれさまでした.