マット補修その2

今日はポールマットの補修をしました.
普段からポールマットを使用する混成/ポールブロックの全員で,レストを利用して実施.
監督がそんなことをしていていいのかって?
いやいや,IBU陸上部の多くのブロックは木曜日がレストなので...

とはいっても,跳躍ブロック(LJ,TJ,HJ)は練習をしていましたが.
軽めの練習ということで,今日は指導を休ませてもらいました.
ジャンプチームごめんなさい.


さて,マット補修に話をもどして.
多くの大学において,ポールマットは雨天カバーはあるものの,通年外におきっぱなしです.
練習人数,練習量が多いと,当然ぼろぼろに・・・

「先生! マットがぼろぼろで,着地の時,ガチで痛いんですけど,何とかなりませんか?」
「先生! 新しいの買ってくださいよ〜 部費で無理なら先生のポケットマネーで」
という言葉が飛び交うのが通例かと.

もちろん,IBU陸上部に数百万もするポールマットをスポーンと買うお金などありません.
部長のポケットマネーならいざしらず,MNBではとてもとても.

そこでマットをぼろぼろにしている張本人たちをつかまえて「諸君! 自分たちのものは自分たちで直そう!」
ということです.

MNB日記マニアならご存知かもしれませんが,去年も主将と補修しました.
その時は下の大きなマットブロック(ポールマットは7つのブロックと上面マット,アップライトカバーで構成される)のど真ん中を実施.このときは,補修というよりは,もはや作り直しというレベルで実施.
おかげで,そのマットブロックは今もピンピンしてます.その構造はNISHIにも伝授したいほど(笑
で,今回補修したのは上面マットとアップライトマウント.

結果からすると,上面マットは今後補修を繰り返というという結論に.
完璧に補修することは非常に困難であるため,ぼろぼろになる前に補修をくりかえせば,なんとか1年は持ちそうな雰囲気.
一番の目的である衝撃吸収能力の維持という点だけであれば,まだしばらくは使えます.
が,問題なのはアップライトマウント.
老朽化が激しく,かつ鉄製でさびているため,素人には補修不可能.
ということで,今まで使っていた古いマウントと交換・・・しても,適合支柱の種類が違う・・・ニ〜シ〜〜〜〜(怒
で,苦肉の策.
老朽化して使い物にならない(大変キケン)部分を部品を無理矢理外し,旧型(倉庫に眠っていた)の部品を移植.
適合する部分だけ交換したら,なんとかなりました.
そして最後には雨天カバー.びりびりに破れて雨水侵入を防げなかったため,やむなく業務用シートを購入.形が合わないのはなんとか工夫をこらしクリア.でも,耐久性がちょっと心配かな.
ついで(?)にハードルのゆるんだねじ,円盤の緩んだねじも閉めなおし.
混成は体力があるくせにヘタッピだから,練習ですぐに物をぶっ壊すんだよね.
と,なんとか補修は無事終了.


今回の補修で得られたのは,「棒高跳びを行う良い環境」だけではないのだ.
なによりも,「自分たちで自分たちの道具を直した経験」である.
古くなったからといって,すぐに新品を購入していては,ありがたみを感じることはできない.
自分で問題点を見つけ,補修する方法を考え,お金を出して修理する.
そうすることで,物の大切さを実感できるし,なによりも「補修するための知恵」も得ることができる.
豊かになればなるほど忘れること.
IBU陸上部にはまだまだ息づいています.


さて,明日は国武大体協AT特別講座の講師,その直後には「岩壁ゼミ卒論発表会」,さらにその後にもイベントが.
そしてそして,なにより,土曜日にはわれらが岩壁達男部長,陸上部退官記念パーティーがあります.

この日のために集まってくださるOB・OGの皆様,なんと総勢140名!!!
これは現役陸上部員を除いての人数です.
まさに部長のお人柄があってこそでしょう.
詳しくは後日をお楽しみに.


それにしても,最近やすみねーな.

うーん.



今日の芳海

動物性タンパクを初めて食し,エネルギーがあり余って大変でした.