陸連T部研修会
今日はタイトルの通りのイベントがありました.
実はMNB,その準備の担当でして,日本陸上界のトレーナーとして携わっている方(とは,いっても,日本陸連トレーナー部所属の部員だけが参加可能ですが)を対象とした,陸連トレーナー部の共通知識,認識,スキルアップを目的とした研修会です.
今回は「筋けいれん」をテーマにして,講師にOKUWAKI先生(大阪世界陸上日本代表チームDr.),ISHII先生(科学委員会所属,大阪世界陸上日本代表チーム所属),SAWANO選手をお招きしての会でした.
手前味噌ながら,非常に充実した会であり,もう,一日だけではもったいないくらい,有意義な議論が展開された会でした.
こういう会を運営できる立場を誇りに思います.
が,やっぱり大変.
立ち上げから,準備. 打ち合わせに折衝. お願いに妥協. さらに打ち合わせに断念.
こういった,一種のプロジェクトを推し進めるには,非常に大きなエネルギーが必要になります.
それは,一人だけではとうてい賄いきれないもの. 当然です.本当に,本当に大変です.
我が日本陸連が誇る精鋭たちが集まってこそ,可能なものだと自負をしています.
そこで,ここで苦言を一言.
あえていいます.
私たちは,ほぼボランティアです.
もちろん,交通費は出ます.
しかし,みな,本当に忙しい仕事の合間を縫って馳せ参じ,打ち合わせをし,会を運営しているのです.
報酬など,ほぼ無いに等しいです.
大学の教員であるMNB.
MNBの主な業務は「国際武道大学の教員」なので,その業務が当然最優先になります.
その合間をぬって,たとえば日曜日や土曜日の午後などを主に,その時間に当てます.
娘が産まれて4ヶ月です.
正月休みがあって,はじめて娘に顔を覚えてもらった感じがします.
平日,朝は6時台に家を出ます.
部活が終わって,さらに自分の雑務を片付けて,家に帰るのはどんなに早くても9時過ぎです.
多くの場合は10時過ぎ.時には11時を回ることもあります.
芳海の寝顔しか見れません.
そして,土日は試合,さらに会議,さらに仕事.
決して愚痴をいいたいわけではありません.
MNBは誇りに思っているからです.
なにが,いいたいかというと,
「日本陸連〜委員としての仕事はそれだけの責務があるということ」
です.
同時に,IWKB部長が担っている「関東学連」の仕事(副会長!)も,同様です.
それを,「うらやましい」なんて軽い気持ちで思わないでください.
陸上競技に関わる連盟に所属する委員は,本当にたくさんいらっしゃいます.
そして,それと同じ数の犠牲のもとに,日本の陸上競技会は成り立っています.
陸上競技ってスゴイだろ?!
それだけ多くの人たちが,自分の時間を,幸せをなげうってまでがんばってるんだぜ?
今年はオリンピックイヤーです.
北京の大地で,日の丸を背負った,我々,日本を代表する侍たちが活躍することを祈っています.