はや歩き コツその2

MNB2007-11-16

さて,コツ1を体現できただろうか.

今日はコツその2である.
それは, 押し出し脚の股関節に力の←を感じること.

右脚のみにスポットを当てる.

まさに離地直前,身体を前方へ押し出している局面において,同じ右側の股関節前面に前方向の←を感じること.
その←は地面と平行である.
また,←は脚の付け根から生えるが,逆に付け根が前方へと引っ張られるような意識でも良い.

前へ押し込む力に応じて,その←の太さ(大きさ)は変わるのだが,それをいかに大きくするかがコツ.

ただし,注意しなければならないのは,この←はあくまで「地面と平行」ということ.つまり上方向へと力を発揮しても,←は大きくならない.

かりに,親指の腹で思いっきり地面を蹴ってみるとする.当然前方向の力も大きくなるが,その分下方向へも力は加わるため,効率が良いとはいえない.

いかにして「前方向のみ」に力を加えるか.

これが←をイメージする意義である.

さらに重要なのは,これは同じ側の股関節を意識するということ.
反対側を意識すると骨盤が回転してしまい,次の脚が出にくくなる.意識するのはあくまで同側である.

これが上手く意識できるようになると,前方へ進む力を増大させることができていることになる.重要なのは,いかにして他方向への力を減少させることで大きな←を獲得するかである.

今日はこれまで.



ちなみに,写真は今日の実験風景.

39氏の実験で,ISG氏の力を借りてモーションキャプチャにてハードリングを撮影.

結構うまくいきました.