ギア

MINIに乗りました.

あ,もちろん持ち主の運転でね.結構丁寧な運転で安心して乗れました.


軽快な回転数の上昇と,比較的ロールの少ないサス.

「ああ,これは日本車ではないな」という感覚に加え,このクラスでは高い剛性感と静かなエンジン(車外からきくと,CVT特有のキュイーンという音が聞こえる).

また,かつて巷で耳にしたCVTの段付き現象はさほど感じられなかった.ただ,発進時においては,MINI特有?の強いクリープ現象(アクセルワークの特徴もあるかもしれない?)によって,ドンと前にでる感じを受けたが.

そして何よりもスタイリッシュ(死語か).

日本国内で開発したのでは絶対に成立しないであろうインパネデザインと内装.慣れれば結構使い勝手も良さそうでした.
そしてビックリというか,やはりというか,感動したのはスイッチの質感.しっかりと「カチッ」という感触がスバラシイ.
あ,シートも硬めでよかったっス.

車を購入する場合,「値引きが高かったから」とか,「お買い得感があるから」という選び方をする人が多いと思うが,このMINIの場合は,昔っからエンスージャストが多く,「MINIじゃなきゃダメ」という人がいる.
見た目でわかったつもりになっていたが,実際に乗ってみてさらにナルホドである.
少々値は張るが,これはイイ買い物でしょう.



そうそう.日本車以外でなら,最近 A3(Sportback 3.2 quatrro)も乗せてもらった.

ひさしぶりに高性能(超性能!?)NAに乗ってみたが,もう感動ものでした.やっぱり車というのは運転するものであって,乗せてもらうものではないなという感動.

とにかくアクセルワークに対するレスポンスが良い.
そして,アクセルを「ドン!」と踏んだときの加速たるや,もうそこらのスポーツカーは裸足で逃げ出すゼ.ま,Imprezaみたいに羽がないので離陸はしないが.

そして,何より感動したのはロボットシフトのDSG!

このギアチェンジ.マジで速い!

リッピングなど必要なし.ダブルクラッチ(みんな知らないか)なんて何ソレってくらいの代物.

もう,車好きなら,一度はこれを味わってほしい.ちなみに,以下にMNBが認識しているギアシステムと,それに対してMNBが認識している(実際に運転した)ことをチラっと.

                                                      1. +

ちなみに,変速機とは・・・
エンジンが回転する力や速さをAとします.
そしてそれをタイヤへ伝えるシャフトが回転する力や速さをBとします.

Aは燃焼するガソリンの量,ま,アクセルを踏んだ量によって決まると仮定します.
BはAによって生み出されるものです.

もし,これが常にA=Bだとどうですか.
アクセル0だとBも0.
アクセルmaxだとBもmax.
あっというまに最大の力と速さに達しようとするAと,それにつられて動くBが同じでは,その伝達区間がぶっ壊れて(ねじ切れて)しまうでしょう.

そこで,Aで生じた速度をゆっくりにしてBへ伝達する.それが変速機です.例えば,変速機の1stギアは,速度は遅いですが,大きな力を伝達するギアです.これをAとBの間に置くと,Aが幾らMaxになっても,Bはそれほど速く回らないため,車の速度は速くありません.そのかわり,「進もうとする力」は非常に強いため,発進時には都合が良いのです.
そして,1stギアでは速度が頭打ちになったら,もうすこし「進もうとする力」を伝えるのは弱いが,速度は速い2ndギアで変換します.そして速度が頭打ちになったら3rdへ・・・といった感じです.

このエンジンとタイヤ(というよりドライブシャフト)をつないでいるのが変速機です.そして,その変速の方法にはいくつかのタイプがあるっつーわけです.

あ,これはMNBが勝手に説明しているものなので,間違いがあったら無視してください.クレームは受け付けませんのであしからず.
では,下に紹介です.


マニュアルミッション
通称MT.AT限定免許でないひとが教習所でならうやつ.アクセル,ブレーキに加え,クラッチというペダルを駆使し,ギアをつなぐ.相当熟練しない限り,変速ショックが生じるうえ,渋滞などでは激めんどくさい.
しか〜し.スポーツドライビングには欠かせない.それは自分で好きなギア,つまり力と速度を選択できるため,思い通りに車を操れるからである.さらにいうなれば,エンジンとタイヤ(ドライブシャフト)がダイレクトにつながっているため,もろもろのロスが少なく,様々な情報を身体で受けとめやすいという長所がある.

オートマチックトランスミッション
日本車で一般的? なAT.正確にはトルクコンバーターオートマチックトランスミッション.車速に応じて勝手にギアを選択してチェンジしてくれる.ただし,MTとは異なり,ギアとの間にトルクコンバーターと呼ばれるオイルを利用したシステムが存在するため,ダイレクト感は薄い.
が!しかし. ひじょーに便利.ラクチン.「私はMTしか運転しない!」なんていっている人の多くが乗り換えることになるシステム.
なお,最近ではATながらも自分でギアを選択できるマニュアルモードを備えた車も珍しくない.が,あくまでもトルコン式.MTのような強烈なエンジンブレーキや,無理矢理ギアチェンジするという戦略は達成できない.
最近主流なのは5つのギアを有する5AT.レクサスLSはなんと8AT.ギアが多いほど,当然なめらかになり変速ショックは少ない.

CVT
コンティニュアスフリー・バリアブル・トランスミッション
いわゆる早口ことばの一種(ウソ).
簡単に説明するとスクーターと一緒.ギアチェンジするという概念ではなく,ギアの大きさ(歯車の大きさ)を無段階で変化させるという仕組み.
う〜ん.説明しづらい.
無断変速という言葉で表現されることが多く,ATのようなギアチェンジの時に生じるショックなどがない(に等しい).
トヨタやホンダ,ニッサンなどのメーカーで,それほどパワーの必要ない2Lクラス以下の車に多く採用されている.
フルモデルチェンジする前のMINIもこのタイプ.

DSG
ダイレクト・シフト・ギアボックス.
いわゆる早口言葉の入門編(ウソ).
アウディフォルクスワーゲンなどで広く採用される方法.機能的には,なんとF1と同様の高度なシステム.
簡単に述べると,ロボットがMTを操作するというもの.そのためクラッチペダルはなく,なんとAT限定の運転免許でもOK.でも,多分AT限定だとギアのシステムを学んでいないため,宝の持ち腐れになるかも.
ちょっとマニアックな説明をすると,常時2つのギアがかみ合った状態であり,次のギアにチェンジした場合,すでにかみ合っているギアが割り当てられるため,シフトチェンジの際に生じるロスがないというワケ.
MTと同様のため,当然伝達効率は高い.
有る意味で最高のギアシステム.


と,だらだら書きました.すんません.本題にもどります.

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また,エンジンブロックもアルミだから,回頭性も抜群.

ちっさくて,レスが良くて,シャープ.そしてバカみたいな加速.

場所を選べば(ツイスティングなコース).エボ,インプに並んで国内最速レベルか?
い〜な〜DSG





さて.話変わって今日は跳躍ブロックのみが練習.他はRestね.

先日怪我をしてしまったパート長であるが,その目には怪我をする前と同様の力強さがあり,ちょっと安心.

早速患部外トレーニングを開始し,来るべき決戦へ向けて闘志を燃やしてます.

明日にでも今後の練習計画を練り,再発進します.


その他の選手達も順調(ま,怪我人はいるが,リハが順調ということで).


特筆ものは,「ほぼ全員」力を付けているのを実感しているということ.

考えられるアスリートを目指してきたため,当然といえば当然かもしれないが,うまくはまっているようだ.非常に良い雰囲気で練習ができている.

強化,回復,準備,習得というギアがうまくかみ合ってきている感じがするな.

ギアは大事だな.