2016年 関東インカレ終了

MNB2016-05-23

2016年の関東インカレが終了しました.

結果は120.66点での総合優勝.

無事,1部復帰を果たしました.次年度は総合での入賞を目指します.



この数年,勢力図が大きく変わってきています.
特に,MNBが現役だったころと比べると,驚くほどの変化.

かつては伝統校があらゆる種目で上位を独占し続け,新興校はつけいる隙がなかったように思います.

その一方,1部残留をかけた下位争いは,数点でもとればOKという状況.2部降格が1校だけだった昔は,ほとんどの場合,総合で1点も獲得できなかった大学があり,それが陥落するという状況だったかと.

ところが,今はどの大学も得点をとってきており,さらに降格を免れ,8位入賞を目指すような順位となる10〜14位あたりの大学はコロコロと入れ替わる.

今年の関カレでは,母校がまさかの9位.残念ながら2部降格となったのは7点に終わった流経大と11点に終わった大東大.そして城西大と中大が24点で残留決定.

そもそも中大が一瞬とはいえ陥落の危機にさらされるなんて,MNBが現役の時には考えられませんでした.



決して,「○○の大学が弱くなった」とかいうのではありません.見方を変えれば,総合争いは上位だけでなく,下位でも激しい争いが展開されているということです.

これは女子も同様.筑波大学の25連覇は決して盤石なものではなく,最終種目までもつれるという,本当に激しい戦いでした.MNBが4年生の時,妻ももちろん4年生だが,その時は確か4年生だけでも総合優勝が出来て,かつ2位との点数差でトリプルスコアを達成できずに落胆した記憶があります.1強時代はすでに去ったということ.


そして2部での争いも同様.今年の武大は圧倒的勝利などといえず,得点したほとんどの種目で学芸大と争い合うという,まさに「ガチンコ勝負」となりました.やってるこちらは必死ですが,見ているほうからすると大変に面白い勝負だったかと.トラックでは青山学院大学駿河台大学の争いが激化.青学大はかつて1部昇格を果たしましたが,この勢いならば,駿河台大も近いうちに1部昇格を果たすかと.

毎年,5月は魂を削られます.



さて,今年の関カレ.個人的に最も嬉しいのが,やはり主将 武本泰漢の十種競技7000点越え.

MNBが武大に来たときは6628点だった武大記録.

そこから,石垣剛,東悠也,大谷大志,前田剛,小堀一成,と受け継がれてきた武大記録は,武本泰漢の世代で7000点に到達.そしてこの歴代武大記録保持者は全て主将・副主将を担っています.

7000点に届くまで11年を要してしまいましたが,それ以上にこれだけ多くの選手達が武大記録を更新し続けてきてくれたことを嬉しく思います.

天才的な選手がドカーンと記録を出すのではなく,その当時のエースが少しずつ記録を積み上げ,更新していく.強くなるのに魔法は無いんです.

誰しも,最初から強い選手では決してありませんでした.歴代の記録保持者でIH入賞者はゼロ.武本泰漢に至ってはIHすら出場したことはありません.

こうした選手達が武大デカスロンの歴史を作っています.これからも武大記録を更新し続け,いつしか日の丸にまで届いてほしいものです.


さて,今日でまたスタートラインです.
強い4年生は教育実習!!

新生チームで頑張りましょう!